建設工具ブランドを世界へ展開
17年11月に設立50周年、経営多角化へ

株式会社コンセック

 建設向けダイヤモンド工具大手。コンクリート構造物を無振動で自由自在に加工する独自技術を持ち、コアドリルなどの自社ブランド「Hakken」を開発販売する。例えば、ダムの湖底下部に穴を開けてトンネル設置、細い下水管に光ファイバーケーブルを敷設するロボット。現在、国内と海外18カ国に製品を輸出し、多くの土木、建設現場で役立っている。このほか、「特殊工事」、建設資材卸売などの「建設・生活」、自動制御盤、配電盤などの「工場設備」、サービス付き高齢者住宅を運営する「介護」、ソフトウエア受託開発「IT」の6事業をグループ9社で展開。経営を多角化する。支店、営業所は国内計30カ所、海外現地法人は中国、台湾、工場は広島市と呉市、中国2カ所に設置。
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世界的見本市「bauma」出展

 製品は販売、施工、開発・生産の3部門が一体となり、現場の意見を反映して開発。切れ味、耐久性、使い心地に優れ、工事のスピードアップや確実な完工につながる機材、施工ノウハウを生み出してきた。2015年には初めて乾湿兼用のコアドリルを開発。ドイツ製の最新型の全自動ダイヤモンドチップ成型機やレーザー溶接機を相次ぎ導入し、生産スピードを飛躍的に向上させた。19年4月8日~14日の7日間、、ドイツ・ミュンヘンで3年ごとに開催される世界最大規模の国際建設機械・建設資材製造機械・鉱業機械・建設車輛・関連機器専門見本市「bauma 2019」へ出展した。baumaは1954年の初回以来、長い歴史があり、世界55カ国から3500社が出展。展示面積は屋内18ホールと屋外展示エリアを含めた計61万4000平方㍍と広大だ。主力製品のコアドリル・ウォールカッター・ワイヤーソー等のダイヤモンド切削機械工具を展示。世界各国から集まった販売店・ユーザーへ製品やサービスを紹介・提案し、多数の顧客や来場者からの注目を集めた。
 自社製品以外でも機器など幅広く扱い、工事現場の細かなニーズに対応する。大手ゼネコンとは、環境に配慮して騒音、粉塵の発生を抑えたビル解体用ダイヤモンドワイヤーソーシステム「クールカット」を開発した。ビルの密集する都市部でも、隣接の建物への影響を最小限に抑える。福島第一原発の廃炉向けに、原発関連企業とコアドリルなどの共同開発を進めている。
 17年11月に設立50周年を迎え、100 年企業へ、経営基盤のさらなる強化を掲げる。福田多喜二社長は、「顧客の開拓と既存顧客の深堀りの2つを柱に、〝顧客創造〟に重点的に取り組みます。そのための鍵は人材の育成。例えば当社では、電気工事士などの有資格者を増やすため、受験などの費用を負担するほか、資格手当などを設けて取得を奨励しています」
 高度成長期にできた公共施設や橋が老朽化し、耐震補強や補修の需要が高まる中、建設業界の就業者数は減少傾向にある。同社は耐震補強や特殊工法による解体、リニューアルなど多彩な仕事に携われる魅力をPRし、人材の安定確保を狙う。明朗快活な社員が多く、社内は明るい雰囲気。新卒や第2新卒などの若手採用を進めており、地元大などから毎年若干名を採用。20年度は5人程度を見込む。また、業務拡充のため業界経験者の採用も計画。「何事にも積極的に挑戦するバイタリティーに溢れた人を求めています」

会社概要

株式会社コンセック
本  社:広島市西区商工センター4-6-8
設  立:1967年11月
資本金:40億9000万円
売上高:100億200万円(2019年3月期連結8社)
従業員数:423人(2019年3月期連結)
事業内容:切削機具、特殊工事、建設・生活関連機器、自動制御盤、
配電盤などの製造販売、介護施設経営、ソフトウエア開発、
人材派遣 T E L:082-277-5451
U R L:http://www.consec.co.jp/

※2019年8月当時の情報です。