エクステリア・外構商材に強み
100年企業へ、ビジョン策定
高千峰金物株式会社
社員の成長意欲も後押し
西区商工センターに本社を構え、戸建て住宅向けの門扉やガレージ、シャッター、バルコニーなどのエクステリア関連商材を主力に、住宅設備機器や建築資材の卸売りから施工までをワンストップで手掛ける高千峰金物。取引先は大手ハウスメーカーや地場工務店、エクステリア工事業者など幅広く、地域に根差した安定経営を続け、2026年に創業80周年を迎えた。
木村正範社長は、「祖父の正夫が戦後まもなくの1946年に広島駅近くで事業を興したのが当社のルーツです。街の復興に欠かせない金づち、のこぎり、くぎなどを扱う小さな金物店からスタートし、時代の要請に合わせて業態を変更してきました。長年積み重ねてきた豊富な施工実績やそのノウハウが大きな強みで、『難しい現場でも高千峰さんになら任せられる』と言ってもらえることも多々あります。外構の出来栄えが住宅の印象や価値を大きく左右します。図面から空間を形にする楽しさや、顧客に喜んでもらえた時の達成感が何よりのやりがいです。今後もクライアントの信頼に応えられる存在であり続けていきたい」と力を込める。
一般消費者の認知拡大へ 新領域にチャレンジ
メーカーの既製品を扱う「エクステリア部門」に加え、近年は現場の要望に応じてオーダーメードの製作金物を提案する「ゼネコン部門」に力を入れており、公共施設内の手すりやスロープなどの受注が堅調に推移する。このほか、2年ほど前に一般向けの「リフォーム部門」を立ち上げ、古民家1棟丸ごとの工事を請け負うなど着実に実績を重ねている。木村社長は、「ありがたいことにエクステリア業界では県内有数の知名度の会社に成長した半面、一般消費者の知名度が低いことに課題感があります。その強化のためにも特にリフォーム事業を伸ばしていく方針で、ゆくゆくは専門の店舗を構えたい」と意気込む。
働きやすい環境整備に注力 社員の成長意欲を後押し
働きやすい職場環境づくりにも力を注ぐ。チームワークや助け合いを重視する社風が特徴で、有給取得率・消化率は高水準を維持。人材育成にも積極的で、資格取得の補助や有資格者への資格手当の支給、外部研修・セミナーの受講費補助など、社員のスキルアップを後押しする制度も充実させる。
木村社長は、「業務の傍ら資格学校に通い、2級建築士を取得した社員もいます。社員の勉強したい、成長したいという前向きな姿勢を評価することで、挑戦する土壌をしっかりと育てていきたい。熱意を持って何事にも取り組める人にも、ぜひ入社してほしいですね」と話す。
100年企業へ 「目指す姿」共有
「100周年を迎える時にどんな企業でありたいかを、全社一丸で検討していくことが重要」と語る木村社長。2026年に部長や課長も参加する「ビジョン研修会」を立ち上げ、会社の目指すべき姿やそのビジョン共有などを推し進め、経営の10カ年計画を策定する計画だ。「ここまで育ててもらった地元・広島に少しでも恩返しができるよう、そして社員が当社で働くことに誇りが持てるように歩みを進めていく」。
会社概要
高千峰金物株式会社
本 社:広島市西区商工センター4-3-20
設 立:1958年12月(1946年1月創業)
資 本 金:4000万円
売 上 高:6億円
従業員数:17人(2026年7月現在)
事業内容:建築金物、エクステリア商品、大工道具、電動工具などの卸、外構、内装、製作金物、リフォーム、解体などの工事
T E L:082-277-8800
U R L:https://www.takatiho.jp/
※2026年9月当時の情報です。




