高強度コンクリート工事の専門技術者集団
補修・補強分野で成長、リニアにも参画

株式会社ビーアールホールディングス

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連続増益・増配続ける

 東証1部に上場し、橋などに使われる高強度のプレストレスト・コンクリート(PC)工事と、PC製の橋桁の製品販売などを手掛けるグループ持ち株会社。中核の極東興和(広島市)、東北を基盤とする東日本コンクリート(宮城県)、システム開発のケイ・エヌ情報システム(広島市)など子会社5社を擁する。2018年3月期決算は受注額が前年度比19%増の374億円、当期純利益は同14%増の10億円で、それぞれ過去最高を更新。純利益は7期連続の増益を達成した。株主への期末配当は当初計画の2・5円を3円に増配。次年度の期首手持高はさらに過去最高を更新しており、3期連続の増配を目指す。技術で社会に貢献し、着実な成長を続けている。
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過去最高の受注額を達成

 PCはあらかじめコンクリートに圧縮力を作用させ、高強度でひび割れが起こりにくくしたもので、同社はその専門技術者集団だ。直近では下小国橋(福島県)、港川高架橋(沖縄県)など、全国各地の案件を受注。地元広島では中国横断道・尾道松江線や東広島呉自動車道の一部区間などを手掛けた。
 新規の橋りょう建設が徐々に減る中、日本高速道路各社の大型更新・大規模修繕は発注量が増え、補修・補強分野は今後も市場の拡大が見込まれており、受注を強化する。鉄道分野では、北陸新幹線金沢―敦賀間の北島橋りょうなど、九州新幹線長崎ルートでは大村・長崎間軌道スラブを受注した。新たな領域では、JR東海が主導するリニア新幹線事業に参画。同業のピーエス三菱(東京)との共同事業体(JV)で、軌道部(ガイドウェイ)の側壁を製作・保管する工事を受注した。東京―名古屋を3区間に分けた内の「関東地区」を請け負う。これらが貢献し、過去最高の受注額を更新している。
 旺盛な需要に対応するため、工場の生産能力を増強している。18年6月、静岡工場に高速道路の床版や鉄道の枕木を製造する新建屋を完成。また従来の土木分野に加えて、建築用途のPC製造を本格化するため、子会社のキョクトウ高宮の工場(安芸高田市)に、建築用のはりや柱を造る工場棟を新設。合わせて約13億円を投じた。

21件の共同研究を進行

 技術者の成長を重視し、長期的な人材育成に注力する。技術者の約9割が「1級土木施工管理技士」の資格を所有し、取得に向けての奨学金給付や社内講習会を行うなど、支援体制を整える。広島県の人材育成事業補助金を活用し、国立大の博士課程に社員2人を派遣。また全国13大学や6団体・企業との21件の共同研究が進行中だ。特に補修・補強分野の独自技術の開発を進める。これまでに実用化した、アルカリ骨材反応とコンクリート劣化を同時に制御できる「K―LIP工法」や、上空に制限のある空間で小型機械を使って杭工事ができる「マイクロパイル工法」などが成果を挙げている。
 女性技術者の活躍も後押し。育児休暇を取得した社員に最大5日まで給与を支払う制度を設けるなど、働きやすい職場づくりに取り組む。社会貢献活動では、広島県尾道市と愛媛県今治市を7つの橋で結ぶ、しまなみ海道でのサイクリングを促す活動に協賛し、地域の文化活動を支える。

会社概要

株式会社ビーアールホールディングス
本  社:広島市東区光町2-6-31
設  立:2002年9月27日(創業1948年)
資本金:30億1704万1000円
売上高:236億6900万円(2018年3月期)
従業員数:12人(連結521人)
事業内容:土木・建築などを行う子会社の経営管理など
T E L:082-261-2860
http://www.brhd.co.jp/

※2018年8月当時の情報です。

 

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