高耐久な産業用パソコン製造
発電所や鉄道など
社会インフラ支える

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 1978年に設立。産業用パソコンの製造を中心に、広島、大分の両事業所を軸とした生産体制を築いてきた。「Made in 日本」をポリシーに、「国内・自社開発・自社工場生産」を貫く。雷や衝撃に強く、発電所や鉄道などの社会インフラを支える高耐久な機器を開発。特に24時間365日の連続稼働が前提となる場面が多いため、OSを起動デバイスにROM化することで、電源を投入すれば常に同じシステムが立ち上がる環境を実現できる。これにより起動の安定性と予測可能性が確保され、現場での操作ミスや予期せぬシステム変化を防ぐ。万が一フリーズなどの異常が発生しても、電源を〝ブチッ〟と切ることで自動再起動してリセットできる「電源ブチ切り」を商標登録済み。アフターサービスにも力を入れており、受注後最長15年間の部品交換・修理に対応する体制を整えている。米国子会社を含む関連会社3社を展開。広島事業所には3㍍電波暗室を有する製品評価試験棟を整備し、電磁ノイズへの耐性をはじめ高温多湿や振動環境での品質検査など厳格な基準で製品管理を行っている。國司晃社長は、「社会インフラに使用される製品メーカーとして『止まらない・壊れない』という究極の信頼性を突き詰めることを責務と考えています。製品を使用する環境がどんなに厳しくても、求められているパフォーマンスを十分に発揮することで信頼に応え続けていきたい」との考えを示す。

現場が主役のDXを体験

 2024年6月、無料の体験型DXショールーム「ディーエスキューブ」を広島県と大分県に同時開設。専門的な知識がなくても現場の担当者が気軽にDXを体験・実践できる場を提供し、地域の人材育成と企業のDX導入を後押しする。
 広島のディーエスキューブは、安芸郡府中町の自社施設内に延べ80平方㍍で展開。自社製の超小型パソコン「SuperCD」を活用し、テキスト「現場のDXみえる化入門」(インタフェース著)を使いながら、実際の機器操作を通して学べる内容となっている。生産ラインの異常通知画面の作成や、簡単なプログラム作成を想定した実践型の構成で、DX初心者でもすぐに取り組めるよう社員がサポートする。
 広島事業所(大竹市)では既にAMR(無人搬送車)や外観検査装置、ROMライタロボットなど、現場発のDXシステムを導入済み。ショールームを入り口に、工場見学や技術者向け教育拠点「インタフェースアカデミー」(大分)への展開を図り、企業のDX導入と人材育成を一体で支援する。20年11月に設立した子会社のインタフェースアカデミーでは大分県国東市の旧武蔵東小学校跡を活用し、技術者育成に特化した教育拠点も運営。校舎改装には約3000万円を投資し、200人規模の受講体制を整えた。

ソリューションビジネスへ

 長期供給と高信頼性の製品群は、頭脳となる産業用パソコン製品、多様な拡張ボード製品、セキュリティ対策やシステムに安定稼働をもたらすソフトウェア製品、独自のOSやプログラミング言語まで多岐にわたる。
 これらを組み合わせてシステム構築する開発ツールを整え、日本国内の技術力を持ったパートナー企業と共に、「Made in 日本」のソリューションビジネスを展開している。



会社概要

株式会社インタフェース
本  社:広島市南区京橋町10-21
設  立:1978年2月1日
資 本 金:1億円
売 上 高:41億1394万円(2024年8月期)
従業員数:259人(2024年8月現在)
事業内容:電気通信機械器具、コンピュータ及びその他の応用機械器具、装置、システムの研究・開発・生産・販売・サービス/ソフトウェア及びネットワーク製品の研究・開発・販売・サービス
T E L:082-262-7777
U R L:https://www.interface.co.jp/index.htm
※2025年9月当時の情報です。