金融の枠を超え、
「地域課題解決のプラットフォーマー」へ
株式会社山口フィナンシャルグループ
「同舟共命型ビジネスモデル」でお客様の事業成長を実現
山口・もみじ・北九州の3銀行を中核に据え、14のグループ会社を持つ、総資産12兆円を超える中四国最大規模の地域金融グループ。パーパスに「地域の豊かな未来を共創する」を掲げ、地域や顧客と共に、地域の課題解決・価値向上を目指す。
金融サービスの枠を超えて
主要営業エリアである3県の域内総生産はカタール一国の経済規模に匹敵する一方で、少子高齢化や後継者不足などの地域課題の先進地域でもある。その解決に向け、融資を中心とした従来の金融サービスの枠を超えた取り組みを進めている。
山口県山陽小野田市では、官民連携手法の一つであるLABVを国内で初めて用い、まちづくりプロジェクトの拠点施設となる「A―SQUARE」を2024年4月にオープン。施設内に商工会議所、銀行、学生寮などを移転整備し、地域の交流拠点を創出した。本施設の開業は地価の上昇や近隣への飲食店の誘致といった効果にもつながっている。
25年3月には、山口県長門市の長門湯本温泉の中心に位置し、事業承継に悩んでいた創業120年の老舗旅館「六角堂」の大規模リノベーションによる再生プロジェクトを実行。Staple社と協働し、客室・サウナ・レストランなどを備えた「SOIL Nagatoyumoto」を開業した。地域企業の事業承継問題の解決はもとより、観光客や移住者の増加といった地域価値の向上を実現している。
当社が地銀で初めて算出した「経済的インパクト(地域活性化事業が地域にもたらす経済的な効果や影響を数値化する算出モデル)」は、両プロジェクトで計100億円に上る。
パーパス実現の原動力は人財
パーパスを実現し、企業価値向上を図るすべての活動の源泉は「人財」である社員と考え、「働きやすさ」と「働きがい」を追求している。社員の成長に向けた投資を年々増加させるとともに、従来の年功序列型の人事制度から脱却し、グループ会社では30代の社長が誕生。女性の活躍推進にも力を入れており、女性社員の前向きなキャリア形成を支援する全社イベント等を開催。男性は営業、女性は事務といった固定的な役割分担を解消し、性別や年齢に関係なく活躍できる環境づくりを進めている。
「新中期経営計画」スタート
25年度から「YMFG中期経営計画(25年度~29年度)」を始動。地域の顧客が抱える多様で複雑化した経営課題の解決を最大の提供価値と位置付ける。個別の顧客の課題解決だけではなく、まちづくりなどの「面」での課題解決にも取り組む「地域課題解決のプラットフォーマー」への進化を目指す。
地域の顧客と同じ舟に乗り、融資・エクイティ・ソリューションを複合的に組み合わせた総合支援を提供し、課題解決型の付加価値を地域に還元する「同舟共命型ビジネスモデル」の確立を進める。25年7月にはコンサルティングや人材紹介等のグループ会社4社を「YMFGグロースパートナーズ」として再編し、経営課題に関する情報や知見を集約。顧客の事業成長に向け、複雑化した経営課題に対する最適解をワンストップで提供する。社員が当事者としてまさに同じ舟に乗り、顧客の事業成長を実現する存在を目指す。
会社概要
株式会社山口フィナンシャルグループ
本 社:下関市竹崎町4-2-36
設 立:2006年10月
資 本 金:500億円(2025年3月末現在)
経常収益:2134億3500万円(2025年3月期・連結)
従業員数:3745人(2025年3月末現在・連結)
事業内容:銀行業
T E L:083-223-5511(代表)
U R L:https://www.ymfg.co.jp/
※2025年9月当時の情報です。