シニア層の職業紹介100人突破
8月に〝トレハン〟事業部独立
みどりホールディングス
ビルメンテナンスの第一ビルサービスなど13社で構成する、みどりホールディングス(中区大手町5-3-12、杉川聡社長)は60~70代のシニア層に特化した職業紹介「トレハン事業部」が事業発足10カ月で紹介100人を突破した。今後の事業拡大に向けて8月に独立させ、初年度に紹介500人を目指す。
同事業部は2018年9月に新設し、南区稲荷町4-5に事務所を置く。市内を中心に廿日市市のホテルや飲食店、食品工場、警備会社などにシニア層107人を紹介した。現在の登録者数は433人。4月19日付で障害者就労支援を手掛けていたグループ会社「HandS」を「トレハン」に商号変更。同社で人材紹介業の許可を得て、8月に同事業部を移管する。資本金は5900万円。グループの杉川社長と、第一ビルサービスの取締役で同事業部の責任者だった山根浩氏が代表に就いた。
20年中に廿日市市に営業所を計画し、その後は東広島市などでの展開も視野に入れている。3年後に売上高2億円を目指す。また、主婦や障害者、外国人労働者の就労支援も検討する。
グループは現在、中四国地方で建物管理ほか、介護、病院給食サービスや院内レストラン、院内保育所の運営、不動産仲介を手掛ける。人手不足が深刻となる中、社内外で活躍できるシニア層を開拓する。山根代表は、介護事業を04年から13年間手掛け、売上高1億円から9億円まで引き上げた。