みどりグループ売上100億円突破
観光、人材紹介業を新規展開

みどりホールディングス

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 ビルメンテナンスの第一ビルサービスなど12社で構成する、みどりグループ(中区大手町5―3―12、杉川聡社長)の2018年6月期決算は、売上高が前年比18%増で過去最高の107億9675万円を計上し、初めて100億円を突破した。経常利益は19%増の5億4300万円。今期は売上高115億円超を計画。観光事業部やシニア層の人材派遣・紹介業などの新規事業を軌道に乗せ、22年に200億円を目指す。


 グループ中核の第一ビルサービスは管理戸数が約1650棟で、売上高は前年比12%増の50億9742万円。ビル事業では中四国と九州地域で物件取得を積極化し、賃料収入が増えた。グループ会社が管理運営する商業施設・広島マリーナホップ(西区観音新町)は、17年6月開設の水族館が通年で寄与。初年度の来館者数は当初想定から2倍以上の55万人を達成した。施設全体では255万人が来場。今期は、JTBグループで旅行・ライフスタイル情報を提供するJTBパブリッシング(東京)と提携し、大型飲食施設「マリホフードホール by るるぶキッチン」を7月にオープン。瀬戸内海の景色を眺めながら、食を通じて観光行動を促す「フードツーリズム」の誘発機能を備えた施設とし、さらなる集客増を目指す。

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 今後は観光事業部を設け、マリーナホップをハブ拠点とした観光プランを計画。郊外でのホテル運営も検討している。このほか、グループの新事業として「第一ビルサービス・トレハン事業部」を設け、60~70代のシニア層の人材派遣・紹介業を9月から始めた。今後の成長に向けて、新事業創出やM&Aを積極的に進める。