のぼり製造の全国トップ 布印刷技術で新商品開発
唯一無二の「変な会社」を目指して

株式会社ポップジャパン

 のぼりの製造業界で全国トップクラスのポップジャパン。創業45年の歴史を持つ布印刷のエキスパートとして、メイン商材であるのぼり旗は年間生産枚数200万枚を製造。近年は、クライアントの魅力を最大限に引き出すため製造力、マーケティング力、デザイン力を生かし、新たな分野に挑戦している。
 主力ののぼりは、生地自体の機能性を高めた商品や取り付け、取り外しの手間が大幅に改善された製品を展開している。また、長年培った布印刷技術を応用することで、企業説明会、就職説明会などイベント出展時のブースを装飾するアイテムを製造。自社オリジナルの商品開発にも注力し、社内にデザイン部門、縫製部門を持ちクライアントの要望に柔軟に対応する体制を整えている。全社員参加型の商品企画を進め、カキの絵柄をあしらったクッションや、がま口財布などを制作。顧客のオーダーメードにも対応し、オリジナルグッズも作る。中でも、写真データなどを布に印刷する「布ポスター」は、学校行事やスポーツクラブの節目に記念品として使えるなど、好評を得ている。クライアントの持つ魅力や特徴、強みを最大限に引き出すブース装飾を提案するために、一つ一つの案件で徹底的なヒアリングを実施している。
 2020年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、自社の布印刷技術を生かしてマスクの製造に乗り出した。スポーツウエアに使われるピンメッシュ生地を採用し、洗濯して何度でも使える。白無地に加え、犬や猫柄など16種類のデザインを用意し、感染対策の需要を受けて多くの問い合わせを受けたという。このほか、感染対策でソーシャルディスタンス(距離確保)をスーパーの店員などが着用することで注意喚起できるビブスを発売した。感染リスクの懸念があり、「お買い物は なるべくお1人で」や「距離をとろう」といった3密対策の言葉を掲げた。こうして時代のニーズに合わせ、布印刷技術を生かした商品展開を積極的に進めている。

世の中に無い変な会社を目指す

 『変』と言ってもクレイジーではなくユニーク。ほかの企業とは毛色の違う「変な会社だな」という印象を残すことで、記憶に残る会社を目指す。
 もともとポップ商材の取り扱いからスタートした会社が、時代の中でメイン事業をのぼり旗にスライドさせ、そして現在は布印刷技術を横展開するために商品開発に注力。この流れも変と言えば変。
 自社工場を持つ企業というフットワークの軽さを企画力で最大限に活用する「表現ビジネス」によって、唯一無二の存在感を確立する。自社内でも、現在取り組んでいる働き方改革の推進のためにスローガンやシンボルマークを布印刷アイテムで設置。働き方改革への意識を日常の風景から啓蒙することで、押し付けではない自発的な行動を促している。
 単純な集客アイテムのみではなく、オフィスやエントランスの装飾などで職場の活性化を促す企画や、訪れた人への強い印象付けを狙った施策など、多方面から「お客さまを元気にする」ことを考えて実行。これまでのぼり旗をメインに製造した企業から、活躍のステージを広げ、企画力と生産力の両軸で「『旗印に人が集まる』シーンをつくることを最大のミッションとしている」

会社概要

株式会社ポップジャパン
本  社:広島市安佐南区伴南2-5-19-26
設  立:1974年12月
資 本 金:2000万円
売 上 高:8億8300万円
従業員数:65人
事業内容:宣伝用のぼり、旗、横断幕、懸垂幕、タペストリー・のれん、
     法被、マット、Tシャツ、そのほか各種宣伝物の製造・販売
T E L:082-811-8500
U R L:http://www.pop-japan.co.jp

※2020年8月当時の情報です。