のぼり製造トップの布印刷技術
産学連携やSDGs商品開発
株式会社ポップジャパン
『お客様を元気にする会社』への挑戦
のぼり生産枚数年間200万枚
のぼりの製造業界で全国トップクラスのポップジャパン。創業48年の歴史を持つ布印刷のエキスパートとして、メイン商材ののぼり旗は年間生産枚数200万枚を製造する。
近年は、クライアントの魅力を最大限に引き出すため製造力、マーケティング力、デザイン力を生かし、のぼりに加えて、自社開発のグッズやスポーツユニフォーム、広告・ウェブ制作とさまざまな分野への事業展開を進めている。このほか、のぼりの廃材を利用したSDGs関連商品にも積極的に取り組んでいる。
企業プロモーション強化
アイデア力やデザイン力を生かして、プロモーション事業を強化。飲食店の装飾や、呉市のカキのプロデュースといった企画を展開。布印刷技術を駆使してつくったカキのお手玉は売れ筋商品になっているという。稲田裕一郎マーケティング部長は、「私たちはジャンルを問いません。飲食、流通、アパレル、工場、行政、教育機関、個人、クラブチームなど、あらゆるお客さまの課題を解決するために、丁寧なヒアリングや調査をはじめ、プランニングから各種デザイン、ウェブ制作や店舗装飾、イベント企画運営もマーケティング部の企画営業チームとクリエイティブチームが独創的な解決を目指します」と話す。
社員が多くの商品を発案アイデア発表会実施
このほか、数年前から社内で新規商品開発に向けてアイデア発表会を定期的に行う。昨年度は社内のアイデアから、イベントなどでの利用を想定したイベント用テント、透ける素材を用いた交通安全に配慮したのぼりを開発、商品化した。企業・団体向けでは、各地のゆるキャラの衣服などを作る企画などを進めている。
産学連携やSDGs 商品企画
21年10月~22年2月にかけて、広島経済大学と連携し、学生が推す地元の景観や文化がテーマの布製ブックカバー「ヒロシマを読む」を共同制作した。同大が力を入れる産学連携の一環で、メディアビジネス学部2~4年の計34人が参加。ポップジャパンが商品企画やマーケティングなどで支援した。お好み焼き、錦鯉、神楽面などの写真をあしらった6種計120個を制作した。
また最近は、国連のSDGs(持続可能な開発目標)が注目される中で、一般消費者向けの環境配慮商品を打ち出している。のぼりの製造過程で出る廃材を使ったトートバッグ「ノボリメイク」や、蛍光生地の廃材を用いた交通安全グッズ「ECOSAFETYs」を開発、商品化している。
お客さまを元気にする会社へ
時代に合わせて、のぼりだけではない新商品や新サービスを相次いで企画する同社。「何でも相談できて、何でも解決できる」という印象を残し、記憶に残る会社を目指す。
「お客さまがいて、その先にお客さまのお客さまがいるのが、われわれの業界です。常にニーズを把握し、最適なソリューションを提案できる会社を目指します」
会社概要
株式会社ポップジャパン
本 社:広島市安佐南区伴南2-5-19-26
設 立:1974年12月
資 本 金:2000万円
売 上 高:8億5500万円(2022年3月期)
従業員数:65人
事業内容:宣伝用のぼり、旗、横断幕、懸垂幕、タペストリー・のれん、法被、マット、Tシャツ、そのほか各種宣伝物の製造・販売及び広告・販促企画等
T E L:082-811-8500
U R L:http://www.pop-japan.co.jp
※2022年8月当時の情報です。