〝生活を豊かに〟を軸に成長
健康、農業、福祉へと多角化
株式会社プローバホールディングス
事業を通じて持続的な社会の発展に貢献
アミューズメント施設 瀬戸内地域で拡大へ
アミューズメント施設を運営するプローバグループ。1953年の創業以来、アミューズメント事業を軸にホスピタリティを提供することで、楽しい時間や空間、そして感動を創造してきた。
中核のパチンコ事業は現在、広島11店、山口1店、島根3店を運営。このほかゲームセンターやボウリング場などは中国・四国地方と九州で22店を展開する。24年3月には香川県丸亀市のショッピングセンターに新店を開き、四国エリアでは1988年から96年まで運営していたパチンコ店以来、28年ぶりの出店となった。今後は四国含め瀬戸内海沿岸地域への出店を進めたいという。
ホスピタリティの精神
創業から約70年の歴史の中で、環境の変化とともに生活スタイルも、人の嗜好も大きく変わる中、ホスピタリティの精神と企業理念であるCCES(地域社会、お客さま、従業員の3つの満足の追求)の下、多くの挑戦を重ねて事業領域を広げ、23年9月にパーパスとして〝人々の生活を豊かにします〟と掲げた。平本直樹代表取締役CEOは「人々のあらゆる生活の中に入り込み、さまざまなお役立ちをすることによって、生活を豊かにする存在にプローバグループがなる。そして、この挑戦を支えているのは『人財』です。従業員をはじめ、多くのステークホルダーに恵まれていることが、私たちグループの大きな財産となっています。会社と働く個人がお互いプロ意識を持ち『強存強栄』の精神で挑戦し続けることで、会社と働く個人の成長だけでなく、持続的な社会の発展に向けてお役立ちできる企業として成長していきます」と話す。
新事業でさらなる成長へ 「HiroPa」に新施設
24年8月には広島市中央公園広場(通称:「ひろしまスタジアムパーク」)内商業施設「HiroPa」B棟にサウナ・書斎ラウンジ・フィットネスの3つのコンテンツからなる複合施設「ベネトレ広島店」を開業。新サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」のすぐ横に位置し、新たな賑わいと豊かさを提供する施設を目指す。
現在、手掛ける事業領域はアミューズメント施設だけにとどまらず、フィットネスジム、ベーカリーショップ、洋菓子店の運営、農業、介護関連事業など、多岐にわたる。
フィットネスジム「Vace1」は広島で6店を手掛け、23年にはオーストラリアで生まれたボクシングスタイルのフィットネスジムを展開するUBXインターナショナル(英国)とマスターフランチャイズ契約を結び、日本国内で独占的に多店舗展開を進めている。また同グループではFC加盟のシャトレーゼが好調で出店を加速。鳥取県鳥取市広岡では果樹園「広岡農場」内にグランピング施設「Moiそらやま」を運営するなど、新事業への挑戦に積極的だ。平本CEOは「プローバグループは、『多くの人々の生活を豊かにしたい』という強い思いを持って、常に新しいことに挑戦し続けています。社員が仕事を通じて成長を感じています。当社の社名はイタリア語で〝挑戦〟を意味しています。常に高い目標を掲げ、カタチにしたい」と話す。
会社概要
株式会社プローバホールディングス
本 社:広島市安佐南区相田1-1-33
設 立:1963年10月
資 本 金:1000万円
売 上 高:347億3300万円(2023年8月期グループ連結)
従業員数:1128人(2023年8月末)
事業内容:パチンコ、ゲーム、飲食、介護福祉支援、保険代理店、健康保健、無農薬野菜生産・加工・販売事業
T E L:082-831-2608
U R L:http://www.provanet.co.jp/
※2024年9月当時の情報です。