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陸運・海運・倉庫

陸運・海運・倉庫:
新型コロナで車部品など荷動き減少 影響大きい業種の運転手を労務シェア

 2020年から猛威を振るう新型コロナ感染拡大でマツダが一時生産を休止した影響 を受け、自動車部品などの荷動きが急速に減退した。各種の自粛や企業の営業時間短 縮、さまざまな計画の延期もあり、全般に物流量が減少。3密回避の意識によって、 飲食店への食材輸送も大きく落ち込んだ。一方、生活に欠かせない食品や〝巣ごもり 〟消費分野は堅調だった。
 とはいえ、物流業は引き続き人手不足の状況にあり、新型コロナで観光客が大幅に 減って仕事のなくなったタクシーや貸切バスから運転手を受け入れる動きが始まった。 一定のトン数のトラックが運転できるため、タクシーや貸切バス乗務員の収入確保に つながる。地場大手のムロオでは20年5月から、日の丸リムジングループ(東京) のタクシーや貸切バス乗務員がダブルワーク(兼業)の形態で働く。今後も需要の増 減に応じて労務シェアする仕組みで、運輸業全体の運転手不足を解消するひとつのモ デルケースとなりそうだ。
 このほか、省力化や物流効率化を目的にAIを活用するプロジェクトや、女性が働 きやすい環境の整備などで担い手の増加を目指す企業が増えている。