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衣料・繊維製造

★衣料・繊維製造★

業界の特徴

コロナ禍で衣料品需要が急減
カジュアルワークウエアは堅調

コロナ禍で衣料品需要が急減 カジュアルワークウエアは堅調

織物、染織、縫製など繊維関連 企業は、福山や府中市など備後地 区に集積する。コロナ感染拡大に 伴い、外出機会の減少や自動車産 業をはじめとする工場の一時操業停止、小売店の休業などを背景に、カジュアル衣料、ワークウエアなど多くの衣料品需要が急減した。

実店舗での販売が落ち込む一方で、ネット通販経由の販売は堅調に推移する。これまで企業向けの製造卸が主体だったアスティ(西区)は自社ブランドを立ち上げ、 一般消費者向けに参入。ECサイトを中心に、新たな販路開拓を進める。アタックベース(福山市) は2021年2 月、カジュアル ワーキング専門店を廿日市市のフ ジグランナタリー店内に開いた。作業員向けの衣料品をおしゃれで普段着にも使えるようカジュアル化した。自重堂(同)は気温上昇に伴い、熱中症対策の電動ファン付きウエアの売り上げを伸ばした。

海外に製造拠点を持つマツオカコーポレーション(同)はコロナによる現地政府の休業要請で工場 を操業停止するなど、影響を受け た。その対策で 21 年5月、ベトナ ムで5カ所目となる新工場の建設を決めた。生産地の振替で巻き返しを図る方針だ。

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