廃棄物処理のイメージ覆し
「かっこいい企業」目指す

株式会社タイヨー

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社内保育園・副業など多様な制度


 さまざまな廃棄物の収集・運搬のほか適正処理、リサイクルなどを手掛ける。社名の通り、太陽と虹の鮮やかなラッピングを施したパッカー車が県内を中心に駆け回り、日々の生活や企業活動を下支えする役割を担う。「きつい・汚い・危険」という3Kのイメージが強い業界ながら、それを覆すような取り組みを数多く展開している。

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仕事もプライベートも

 目指す姿として「かっこいい社員が、かっこいい仕事をする、かっこいい企業」を掲げる。社員の誰もが成長し活躍できるだけでなく、プライベートの充実、そして安全な職場環境づくりの全てが重要だと、加藤勇樹社長は力を込める。
「人材育成では一人一人に合わせて能力や知識、マナーといった項目の基準を設け、達成状況に応じた評価を行います。新入社員には3カ月間、専任の先輩社員が付いてサポート。車両の運転、廃棄物の処理方法などを基礎から学ぶことができます」
 仕事と私生活を両立しやすくする仕組みで象徴的なのが、2018年に設けた社内保育園だ。子育て世代が安心して働ける会社として評判になり、応募者が増えた。正社員の女性比率が業界平均を大きく上回る40%台となるなど、多様かつ意欲的な人材の確保につながっている。
 社内副業制度も整える。スポット案件の際、業務量に余裕のある人や、給料を多く稼ぎたい人などが手を挙げられるようにした。社員の幅広いニーズに応えられるだけでなく、仕事を楽しむ意識が生まれるという。

良い行動を波及させる

 安全面でもユニークな試みがある。収集作業で車に乗る際、子どもに道を譲るなど模範的な運転をした際には、ドライブレコーダーの映像を社外向けSNSにアップ。このような「かっこいい言動」は朝礼でも社員自身が持ち回りで共有し、全員で称賛し合う文化がある。
 また、見た目のかっこよさも大切にする。22年に導入した女性用ユニホームが社内外で好評を博したことを受け、26年には男性用も刷新。リサイクル素材を100%使用したり、通気性を高めたりと、仕事内容を踏まえた工夫を施している。

自動化やDXにも注力

 業務効率化への投資も進める。26年3月には飲料容器の処理設備を刷新。缶や瓶、ペットボトルなどを分別する作業の一部を自動化した。省人化だけでなくリサイクル品質の向上、労働環境の改善を図る。同時期には工場内で、ごみなどを掃除するロボットも取り入れた。
 またDXにも積極的で、例えば営業面ではクラウドシステムやAIを活用。顧客データの管理・共有、スタッフごとの活動状況の分析などを行っている。加藤社長は、
「廃棄物の収集・運搬はどうしても人手が必要になります。デジタル化により、そうしたコア業務にきちんと社員が力を注げるようにしたい」

満足度が重要指標

 26年2月に就任したばかりの加藤社長。もう一つ、大切にする指標は〝満足度〟だと話す。
「社員が『タイヨーで働いて良かった』と思えること。顧客からも信頼され、仕事を任せてもらえること。関わる全ての人が満足する会社となるため、挑戦を続けていきます」



会社概要

株式会社タイヨー
本  社:広島市安芸区船越南5-11-1
設  立:1970年3月
資 本 金:4300万円
売 上 高:13億1594万円(2026年3月期)
従業員数:99人(2026年3月現在)
事業内容:一般廃棄物の収集・運搬、産業廃棄物の収集・運搬・処分、各種リサイクル処理
T E L:082-824-0110
U R L:https://www.taiyo-net.co.jp/
※2026年9月当時の情報です。