組織を強くする「リスキリング」
~アナログ企業の覚悟。物流DXで課題に挑む~
◆◇◆合同呉運送株式会社(広島県リスキリング推進宣言企業) ◆◇◆
近年、ビジネスで耳にすることが増えた「リスキリング」。これは企業が経営戦略に基づき、新たな業務に必要なスキルや知識の習得を社員に促すことを指す。広島県は、デジタル人材の育成や経済成長を目指し、リスキリングに積極的な企業の支援事業を展開している。今回は、社員の学びでDXに取り組む、合同呉運送株式会社 瀬島髙志社長に取り組みなどを聞いた。
取り組みを始めた背景は。
合同呉運送株式会社 瀬島 髙志 社長
背景には、時代の変化に対する危機感がある。喫緊の課題は、物流ドライバーの時間外労働時間が規制される「2024年問題」。対策を講じなければサービスを維持できなくなり、その影響はあらゆる業種に及ぶ。解決には業務効率の改善が不可避であり、物流におけるDXでそれを実現したい。
具体的な目標や課題は。
どの領域にどうやってデジタルを活用するのかは、まだ暗中模索の状態だ。当社の強みはアナログな作業や属人的な技術であり、DXとは真逆。学びを進める中で自社に合ったシステムを見つけ、構築していきたい。
取り組みの先に見据えるものは。
取材日:2022年10月
会社概要
合同呉運送株式会社
所在地:呉市広多賀谷2-7-29
URL:https://godo-komatsu.wixsite.com/godokureunsou
業務内容:運送全般、保管、積み替え、物流コンサルタント
社 員 数:38人
情報提供:広島県 産業人材課(TEL:082-513-3414)
広島県は人材育成に取り組む企業に向け「リスキリング推進宣言制度」の活用を呼びかけるほか、DXを推進するため「ITパスポート取得支援補助金制度」を公募している。