AICキッズを今春5校開く
国際人育成プログラム強化
鷗州コーポレーション
学習塾運営で地場大手の鷗州コーポレーション(中区中町1―1、峯岳徳社長)は今春、外国人講師による英語教室「AICキッズ」を新規に5校開いた。外国人講師とのオンライン授業「AICオンラインイングリッシュ」も拡充し、国際人を育成するプログラムを強化する。
五日市教室(佐伯区楽々園、鷗州五日市校内)ほか、神奈川、東京、山口で相次ぎ開き、計40校体制に。永照幼稚園(西区大芝)の課外教室にも採用された。外国人が講師を担当し、日本語を介さずに英語をそのまま理解して考え、表現する〝英語脳〟を育てる。つづりと発音のルールをまとめたフォニックスの学習にも力を入れ、「読む」力も養成。児童向け洋書を毎週貸し出して多読を実践する。インプット、アウトプット量を増やし、楽しみながら学力を伸ばす。英検受験を推奨し、小学生で英検2級の合格を掲げる。今後、フランチャイズ含め100校体制を目指す。
オンラインイングリッシュは2019年に試験運用し、好評だったことから、対象を拡大。フィリピンのマニラに事務所を構え、同国最高ランクの「フィリピン国立大学」などの出身者で外国人への英語指導歴がある講師を直接採用した。これまで中学3年生だけだった対象を小学4年生以上に広げ、聞く、話す、読む、書くの4技能を効果的に鍛えることで、瞬発的、実践的なコミュニケーション能力の向上を図る。専用ホームページ(https://aic-online.jp/)を開設し、他塾や法人向けの導入提案にも注力。
AICは国際社会のための学校の意で、「世界で活躍できる真の国際人をここから」をコンセプトに、さまざまな事業を展開。「AICバイリンガル幼稚舎」や学童保育「AICアフタースクール」、中高生向け英語教室の「AICティーンズ」、「オークランドインターナショナル カレッジ」を運営しており、国際バカロレア認定学校の「AICJ中学・高等学校」を支援する。