地方の生活を支えたいプライスリーダー掲げ

株式会社サコダ車輌

 広島に住む多くの人の生活の足を支え、暮らしを豊かにしたい―。公共交通網が充分に整備されていない地域では、買い物、通学、通勤、通院など、車は生活必需品。車の購入、維持、売却、乗り換えなどの場面で経済的な負担を減らし、車ではなく、衣食住の充実、教育や医療などの大事なことにお金を使ってほしいと考えているという。

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価格以外の価値提供

 「車は購入するだけでなく維持にもお金がかかる。そこで税金、車検、保険などの維持費が安い軽自動車を販売してきました。今では維持費が軽自動車に近いコンパクトカーも販売させていただいています」と迫田社長は話す。
 車は安ければ売れる。しかし安ければいいわけではない。特に軽自動車は中古車市場で人気があり、年式も古く走行距離が多くても売買される商品。そのため、購入直後に故障するといったトラブルも多くある。このようなことは販売側が予見できることではないが、購入者は大金を失い、中古車販売業界に不信感を抱くきっかけにもなりうる。
 2005年からナンバー登録だけされた届け出済みの新車状態に近い高年式・低走行の軽自動車専門店に特化した。保証も適用されるため、お客さまは安心して購入することができる。購入価格だけでなく、車の高価買い取りや車検、傷・へこみ修理、タイヤなどのカーライフをトータルディスカウントすることでお客さまとの長いお付き合いを実現。また取引企業さまの協力と同時に、お客さまの納車引き取りや来店などの協力により今のサービスが実現できた。
「これからも地元広島のお役に立てるように関わってくださる皆さまと一丸となり、地域に寄り添って成長していきたいと考えている」と迫田社長。

さらなる社員満足の追求

 自動車業界はたくさんの人の生活を支えている。市場規模も大きい。関わる人も多い。しかし人気業界ではないという現状がある。自動車業界を楽しくてやりがいのある業界に変えていくリーダーを目指す。08年から新卒採用を始め、社員の成長が業績につながってきたという。社員間の指導体制も次第に整ってきた。頑張った社員を正当に評価する制度を設け、ふさわしい待遇を用意。
 評価制度だけではない。採用、育成、活性化などの社員主役の委員会制度もその一つだ。委員会活動では社員が主体的に働く環境をもっとよくするために知恵を絞る。土日も休みにくい業界であるため、家族との時間を過ごすにはどうすればいいか、個人のスキルアップの教育方針の決定など委員会活動の役割も大きくなっている。特に人材不足とされる整備士は、4年制大学を卒業した学生でも整備士として育成できる仕組みを作り、既に活躍している。
 自動車は就職や転職、結婚や引っ越しなど人生の節目やライフスタイルの変化に合わせて購入するケースが多く、人生に寄り添う力が必要だ。コミュニケーションスキルだけではなく、人間力を磨く努力が欠かせない。地域の清掃活動、献血や災害時のボランティアなどを通じ地域社会の一員として社員の学びも大きい。
 21年9月期決算は初の売上高100億円突破を見込む。23年には創業40年を迎え、全社員で、広島で一番の車屋を目指す。

会社概要

株式会社サコダ車輌
本  社:広島市佐伯区五日市町石内4193-1
設  立:1983年4月資本金:3000万円
売 上 高:89億3372万円(2020年9月決算時)
従業員数:111人
事業内容:自動車販売、車検整備、鈑金塗装、レンタカー、損害保険代理店
T E L:082-941-3999
U R L:https://sakoda-g.co.jp/

※2021年8月当時の情報です。