広島市信用組合 山本理事長交代、後任に中野常務
在任21年で23期連続増収、業界トップの業績に
広島市信用組合
広島市信用組合は6月12日の総代会・理事会で山本明弘理事長が退任し、後任に中野健司常務理事が就任した。山本理事長は2005年6月からの在任期間が歴代最長の21年。本業特化で預金、貸出金を伸ばし、同組合を業界トップクラスの業績に押し上げ、全国信用協同組合連合会会長も務めている。中野新理事長は64歳で、総合企画部長や常務理事など要職を歴任。26年3月期決算で23期連続の増収、経常利益、純利益ともに過去最高となった好業績の継承が期待される。
中野新理事長は1962年2月20日生まれ、北広島町出身。東洋大学を卒業し、84年に入組。初任地は南支店で、古江、安、駅前、南支店で支店長を務め、本部では総合企画部長を約10 年担当し、2019年に理事、25年から常務理事を務めた。「創業以来の理事長や先輩方が築き上げてきた確固たる経営基盤を守り、金融を通じて取引先の繁栄と地域経済の活性化に貢献するため、全力を尽くしたい」と話す。
山本理事長は同日付で理事最高顧問に就いた。他に田坂浩也常勤理事が常務理事(総務部長委嘱)に昇進。児玉恵治審査部長と吉野谷周人事部長が常勤理事に就任し、波多野智之専務理事と河手英明常務理事が退任した。
山本理事長が就任直前の05年3月期は預金残高が2820億円、貸出金残高が2313億円だったが、26年3月期は預金、貸出金共に3倍以上になった。本業の収益を示すコア業務純益は29億6600万円から3・8倍に。26年3月期は経常収益が23期連続の増収で過去最高、経常、当期純利益も過去最高を記録。自己資本比率は8・16%から12%台に上がり、不良債権比率が8・01%から2%台に低下した。07年に日本格付研究所から信組業界初となる格付「BBB+見通しポジティブ」を取得。その後に格上げされ、現在「A+安定的」となっている。
好業績を背景に店舗の新設や新築移転も進めた。新築移転・建て替えは14年6月開店の東雲支店をはじめ、可部、己斐、鷹の橋支店など11支店で行い、戸坂、古江支店でも予定する。18年に新設した広支店は本店、堺町支店に次ぐ融資残高になった。職員の待遇改善も進め、初任給引き上げや女性役席の登用も行った。





