明治子会社の物流企業M&A
北陸の輸送ネットワーク拡充へ
シモハナ物流
シモハナ物流(坂町横浜中央、下花実社長)は6月1日、大手食品メーカーの明治100%子会社で物流業のスリーエスアンドエル(金沢市、長岡良知社長)の全株式取得を予定する。4月11日付で株式譲渡契約を結んだ。シモハナ物流のM&A実施は初めて。これまで自前の拠点開設を主体に、関東〜九州で56拠点へと拡充(スリーエス社分を除く)。拡大戦略の一つとして今回を試金石にする。
スリーエス社は北陸・山陰・九州北部を中心にファミリーマート向けの食品配送センター運営を主事業とし、商品の入出庫、仕分け、店舗配送を手掛けている。1969年設立で資本金6550万円。2022年3月期売上高は51億円。譲受額は非公表。全従業員の雇用を引き継ぐ。役員の去就は未定。食品を中心に扱うシモハナの3PL事業(サードパーティーロジスティクス、荷主の物流の包括的な受託)のノウハウを共有し、両社の成長を目指すとともに一層多彩な物流戦略を提案できる体制を整える。
シモハナの23年3月期売上高は前年比12%増で2期連続過去最高の558億円を見込む。コロナ禍の落ち着きによる荷動きの回復をはじめ、22年4月に石川県で稼働した新拠点(敷地1万2770平方㍍、延べ床1万2570平方㍍)が軌道に乗った。増車を続けており、現在は1680台を保有する。
スリーエス社は北陸・山陰・九州北部を中心にファミリーマート向けの食品配送センター運営を主事業とし、商品の入出庫、仕分け、店舗配送を手掛けている。1969年設立で資本金6550万円。2022年3月期売上高は51億円。譲受額は非公表。全従業員の雇用を引き継ぐ。役員の去就は未定。食品を中心に扱うシモハナの3PL事業(サードパーティーロジスティクス、荷主の物流の包括的な受託)のノウハウを共有し、両社の成長を目指すとともに一層多彩な物流戦略を提案できる体制を整える。
シモハナの23年3月期売上高は前年比12%増で2期連続過去最高の558億円を見込む。コロナ禍の落ち着きによる荷動きの回復をはじめ、22年4月に石川県で稼働した新拠点(敷地1万2770平方㍍、延べ床1万2570平方㍍)が軌道に乗った。増車を続けており、現在は1680台を保有する。