積極的M&Aで売上過去最高
今6月期に200億円超へ

みどりグループ

  ビルメンテナンスの第一ビルサービスなど17社で構成する、みどりグループ(中区大手町、杉川聡社長)は、2022年6月期決算で売上高が前年比40億円増で過去最高の173億3365万円となった。中核のビルメンテナンスや不動産収入が安定しているほか、不動産関連企業のM&Aを積極的に展開。今期は200億円超を計画する。
 第一ビルサービスは5億円増の66億6600万円を計上し、今期は70億円を計画する。全体では前期、21年7月にオープンした「はまだお魚市場」が通期で貢献。運営管理する広島マリーナホップはコロナ禍から回復し、黒字となった。このほか、21年7月に鹿児島県、11月に山口県山陽小野田市でそれぞれビジネスホテルを購入。22年3月には西区のグループホーム、5月に愛媛県松山市でオフィスビルを取得した。安定的な不動産収入を得ており、今後も積極的に計画する。また同月、福岡県久留米市の総合建設業の大和建設がグループに加入しており、今後は九州エリアでのビルメンテナンスやPFI事業に力を入れる。今期は7月に東広島市にオープンした道の駅「西条のん太の酒蔵」を指定管理。廿日市市の県立もみの木森林公園も運営受託が決まった。
 社内では30代前半の社員を育成する「未来プロジェクト」を発足し、10年後を見据えた事業計画づくりを進める。