熱処理のエキスパート
全国でも数少ない専門企業

株式会社ウエストヒル

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顧客ニーズに応える技術と信頼

大きな責任とやりがい

 全国の発電所や化学プラント工場の建設・メンテナンスに必要な「熱処理」を行う。熱処理を専門とする会社は全国でも珍しく、創業から約50年にわたり技術を磨いてきた。
 熱処理とは、工場などに設置されている配管の接続部分に熱を加えて補強し、老朽化を防ぐ作業。ウエストヒルが手掛ける施設は電力関連など人々の生活基盤となるものが多く、まさに縁の下の力持ちとして社会を支える企業だ。西岡伸悟社長は、「9割の人は、熱処理と聞いてもピンと来ないような地味な業界の企業です。しかし、もし私たちの作業にミスや不備があれば、与える影響は非常に大きい。それだけの責任が伴う仕事なのです。だからこそ、この上ないやりがいを感じられる会社だとも自負しています。当社では電気工事士・低圧電気取扱業務といった資格の取得を通じて技術向上を図っています。また、熱処理ではお客さまからの信頼も欠かせません。効果が目に見えるものではないため〝ウエストヒルが施工したなら大丈夫だ〟と感じてもらうことが重要です。一件一件、お客さまからの声に耳を傾けながら、施工へ全力を尽くして確実にニーズに応えていきたい」

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社員2人からのスタート

 1974年、西岡工事の社名で事業を開始。従業員は2人だったという。当時は東京の熱処理メーカーの協力会社として、全国各地で増える発電設備の新設工事で必要な熱処理を請け負っていた。90年代に入り、下請け企業からの脱却を目指して社名を現在のものに変更したほか、自社独自で営業ルートを開拓。顧客との関係構築に努めながら、並行して高周波誘導加熱装置・局部溶体化処理といった新しい機材や技術を順次導入するなど設備投資も進めた。2003年には事務機能や倉庫が一体となった本社工場を取得。そして17年に西風新都へ社屋を新築移転し、より安全で快適な環境のもとで約20人の社員がさらなる成長に向けた活動を進めている。

技術提案力を磨く

 経営ビジョンの一つとして掲げる言葉は「技術提案力ナンバーワンを目指す」。絶対の自信を持つ熱処理の技術だけでなく、それを生かす提案も重要な要素なのだという。具体的には営業を担当する社員が何気ない会話を通じて顧客の困りごとを察知し、解決のために最適な方法を提案。それを受けた技術系スタッフが施工計画や内容を説明して処理を行うという流れだ。西岡社長は、「専門的な知識や技能を持った理系でないと働けないと思われがちですが、全くそんなことはありません。営業はもちろん、技術者の仕事であっても文理関係なく挑戦してもらうことができます。また当社には装置の点検やマニュアル作成を担う品質管理という職種もあり、そこでは女性の比率を高めていく計画です。組織をより強固なものにするため、さまざまな方に集まっていただきたい」
 広島県の「仕事と家庭の両立支援制度」や「男性育児休業等促進宣言企業」の認定取得など、働きやすい風土づくりにも注力。さらなる発展に向けて人材の採用・教育システムを整えながら、今後は広報やマーケティングにも本格的に着手する。新規事業への挑戦も計画しており、より存在感のある企業を目指す。



会社概要

株式会社ウエストヒル
本  社:広島市佐伯区石内北5-3-3
設  立:1974年6月
資 本 金:4500万円
売 上 高:3億4200万円
従業員数:18人(2023年3月現在)
事業内容:発電所や化学プラント工場の設備メンテナンスや建設工事における熱処理工事の施工
T E L:082-941-5051
U R L:https://www.west-hill.co.jp/
※2023年9月当時の情報です。