人と人とをつなぎ、地域の魅力ある未来を拓く
広島駅前大橋ルート、広電宮島口駅移設へ

広島電鉄株式会社

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 2020年度~22年度の中期経営計画「広電グループ経営総合3ヵ年計画2022」を策定。経営の基本方針に「お客様に満足いただける高品質のサービスの提供」を掲げ、経営ビジョンは「人と人とをつなぎ、地域の魅力ある未来を拓く」とした。

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 5つの経営戦略と主な重点施策は、①環境にやさしく、安全・安心なサービスの提供=超低床車両(電車)やハイブリッドバス等の導入による計画的な車両代替。駅や停留場のバリアフリー化と安全運行のための施設改修。②わかりやすく使いやすい公共交通の整備=広島駅前大橋ルートの整備。事業者の枠を超えた路線再編や電車・バス共通サービスの導入。「広島版MaaS」の構築。③にぎわいの創出と新規事業による新たな取り組みの推進=宮島口周辺整備事業の推進。ひろでん中国新聞旅行(株)に新設した地域商社事業部を中心とする地域経済の活性化事業。④人財の確保・育成といきいきと働きやすい環境の追求=多様な働き方への対応を通じた、すべての社員が、それぞれの生活と仕事を自律的に両立しながら、仕事を通じて成長できる環境づくり。⑤持続的な成長と長期的な財務の安定性の確保=CMSの計画的な利用。グループの資産の有効活用。
 特に、JR西日本が進める駅ビル建て替えと連携する広島駅前大橋ルート計画では、駅周辺のまちづくりに大きく貢献する。路面電車の定時性や速達性の確保へ、稲荷町交差点から駅前吉島線を通り、駅前大橋南詰からは軌道敷を高架化し広島駅ビル敷地を活用して、路面電車を駅ビル2階レベルへ高架で進入させる計画で、2025年春の完成を目指す。併せて、電車の循環ルートを新たに整備し、八丁堀、紙屋町の商業・業務施設や文化施設を環状で結び、都心を中心とするさらなるにぎわいの創出や回遊性の向上を図る。
 宮島口周辺整備事業では、宮島口周辺の利便性向上や宮島の観光振興を図る。20年4月に「宮島口もみじ本陣」の後継となる観光商業施設「etto」を開業しており、22年春に広電宮島口駅を「もみじ本陣」跡地に移し、軌道も移設する計画。移設後の駅はフェリーの新旅客ターミナルとほぼ直結し、利便性が高まる。
 20年2月には広電西広島電停に隣接する「ひろでん会館」跡地の暫定活用として、地元住民が自由に使える芝生広場等を備えた「KOI PLACE(コイプレ)」をグランドオープン。また、引き続き「西風新都グリーンフォートそらの」住宅用地の分譲や、イオンモール広島府中に隣接する分譲マンション「ザ・府中レジデンス」の販売を進める。広島市中区東千田町周辺地区では、広島大学跡地に完成した「hitoto広島」に続く再開発の検討を進め、エリア全体の付加価値向上に努める。
 「公共交通を通じたまちづくり」に向けた取り組みも加速する。広島版MaaS構築の第1弾で、20年3月からスマホで電車・バスの乗車券を購入・使用できる「MOBIRY(モビリー)デジタルチケットサービス」を開始。今後、サービスを拡大し、移動の利便性向上や観光振興による都市活性化を目指す。20年2月設立の子会社「ひろでんモビリティサービス(株)」では、AI活用のオンデマンド交通等による交通空白地域や中山間地域の公共交通の補完をはじめ、都市型ハイヤーによる観光・ビジネス等の小規模グループでの移動需要への対応に取り組む。

会社概要

広島電鉄株式会社
本  社:広島市中区東千田町2-9-29
設  立:1942年4月
資 本 金:23億3562万円
売 上 高:329億1000万円(2020年3月期連結)
従業員数:1780人(2020年3月末現在)
事業内容:鉄・軌道、バス、不動産、流通、建設、
     レジャー・サービス業などをグループで手掛ける
T E L:082-242-3521
U R L:https://www.hiroden.co.jp/

※2020年8月当時の情報です。