運送業の全国大手
協業で新モデル構築

福山通運株式会社

動画をリクエストする

中継輸送や自動運転実装へ

  • 福山通運株式会社
  • 福山通運株式会社
  • 福山通運株式会社
  • 福山通運株式会社
  • 福山通運株式会社
  • 福山通運株式会社

 国内外約400カ所の配送拠点と約1万6000台の車両を有する東証プライム上場の運送業界国内大手。日本全国に張り巡らせたきめ細かい物流網を構築している。
 経営理念に「すべての多様な人々と協働し、安全・安心な物流サービスの提供を通じて心豊かで活力のある社会を実現していく」を掲げる。常に親切・丁寧・迅速な輸送サービスを心掛け、「お客さまから信頼され選ばれる企業」を目指している。

業界課題の解決へ

 燃料価格の高騰や、ドライバーの長時間労働規制など、業界を取り巻く環境が変化する中、「賃金水準向上に向けた適正運賃の収受」「ドライバーや車両といった輸送力の確保」「輸送の効率化」に取り組んでいる。CO2排出量削減には、トラックに代わって大量輸送を実現する専用ブロックトレイン「福山レールエクスプレス号」や、1人のドライバーで大型トラック2台分の荷物輸送が可能な「ダブル連結トラック」など、他社に先駆けて幹線輸送効率化を図ってきた。
 近年は、積極的に同業他社との協業を推進し、業界全体で課題解決の糸口を模索している。2024年に人手不足の解消を目的とした「物流コンソーシアムbaton」を10社と共同で立ち上げ、長距離輸送の中継地点で運転手を交代する「中継輸送」の実証運行を開始。各社で異なる実務オペレーションの調整や、運用上の問題点の洗い出しと検証を重ねて社会実装を見据える。
 自動運転トラックでの幹線輸送の実現に向けては、物流スタートアップのT2(東京)などと協業。運送業務のノウハウと自動運転技術を掛け合わせた新たなモデルを生み出し、27年には特定の状況下で「レベル4自動運転トラック」による幹線輸送サービスの実現を目指す。

働きやすさを追求

 グループの行動憲章に「社員のゆとりと豊かさを実現し、安全で働きやすい環境を確保するとともに、社員の人格、個性の尊重」を掲げる。それぞれ異なる環境で働く事務員や現場作業員、ドライバーなどが、正確かつ迅速に必要な情報を伝達・共有できる社内専用アプリ「TUNAG(ツナグ)」を活用。会社と従業員の相互理解の促進、従業員のエンゲージメント向上に生かしている。
 24年には全国のセールスドライバーが着用する制服を一新。機能性と安全性、環境負荷の低減に配慮したデニム素材を使い、第41回ベストジーニストで「協議会選出部門 特別貢献賞」を受賞した。従業員のモチベーションを高めることで、より良いサービスの提供につなげている。

ESGで持続可能な社会に

 持続可能な社会の実現に向けたESG経営にも注力しており、水素燃料電池トラックや電気小型トラックなど環境配慮型車両の導入に加え、物流施設への太陽光発電設備の設置など、環境負荷低減の取り組みを積極的に推進する。また、運送事業の知識や経験を生かし、全国の小・中・高等学校を対象にトラックの特性・危険性などを体験する交通安全教室の開催など、社会貢献活動にも注力している。
 物流という社会のライフラインを支える役割を果たしながら、さまざまなステークホルダーの満足度と企業価値の一層の向上を目指す。



会社概要

福山通運株式会社
本  社:福山市東深津町4-20-1
設  立:1948年9月
資 本 金:303億1045万円
売 上 高:3185億8200万円(26年3月期連結)
従業員数:2万2501人(26年3月現在連結)
事業内容:貨物自動車運送事業、貨物利用運送事業、自動車整備事業、倉庫業、荷造梱包業、港湾荷役業、通関業ほか
T E L:084-924-2000
U R L:https://corp.fukutsu.co.jp/
※2026年9月当時の情報です。