医療と介護が連携
県内最多の施設数誇る

好縁会グループ

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地域密着で利用者・職員共に高い満足度


 1994年に東広島市西条で「下山クリニック」を開業した好縁会グループ。県内に二つの総合型クリニックと、30の介護サービス施設のほか、二つの保育園を運営し、グループホームの施設数は県内トップを誇る。2024年に30周年を迎えた。
 下山直登理事長は「高品質・誠実・謙虚・向上心」を法人理念に掲げ、「あなたに出会えて良かったと思われるよう、良き縁を紡いでいきたい」と話す。
 同年、同クリニックの院長に就いた金藤光博院長は、「おいしく食べて賢く生きる」をモットーに、家族・親子・ひいては3世代に頼ってもらえるような「真のかかりつけ医」になりたいと意気込みを語る。丁寧で親身な診察はもちろん、内視鏡検査などを活用し、専門である内科・消化器内科を強化していく。

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年間120回の研修実施 未経験でも安心の環境構築

 医療・介護が連携した質の高いサービスを提供するために、人材育成に積極的だ。「教育研修グループ」では制度を充実させ、職員の成長意欲を後押ししている。
 例えば介護未経験者でも安心して働いてもらえるよう、年間120回の研修を勤務時間内で実施。また、研修費用補助制度を使って外部研修も受講可能だ。そのほかiPadの活用やマニュアルツール「Teachme Biz」で、各施設の新人教育やサービスの質の向上に役立てるなど、教育の効率化と質の向上を図っている。
 下山理事長は「すべての職員が仕事に誇りとやりがいを持ち、物心両面にわたり幸せな人生を送ってほしいという思いから、教育・サポート制度などを充実させています」と話す。

地域共生社会を目指して住民がふれあう交流の場へ

 超高齢社会を迎える中、地域に暮らす人たちの交流拠点として23年に「コミュニティベース八本松」を開設。高齢者などを孤独や孤立から援護する食堂主体の複合拠点を目指す。24年4月にはグループホームふれあい八本松を18床増床し「別邸竹の里」としてオープン。施設内には誰でも気軽に利用できる交流スペースを設けた。スタッフや施設の利用者同士だけでなく、地域住民とも交流し、豊かな人間関係の中でそれぞれの生活を支えていく。
 これまで、医療・介護を中心に、高齢者の地域生活を支援する地域包括ケアシステムを構築してきた同グループ。現在は、障がいのある人や子どもなども含めた地域共生社会の実現に向けて動いている。

多様な職種・人材の活躍

 多職種によるチームが、利用者への食支援で活躍中だ。歯科衛生士による口腔ケアや言語聴覚士による摂食機能療法、理学療法士や作業療法士による身体機能訓練、管理栄養士による食形態の工夫など、利用者の状態に合わせたサポートで、本人の「食べたい」という気持ちや家族の「食べさせたい」という期待に寄り添う。
 また、人材確保の取り組みとして現在、グループ全体で約40人の外国人職員が勤務。24年春には国家資格である介護福祉士に合格したベトナム人職員もおり、今後、外国人材の教育体制をグループ内でさらに整えていく方針だ。



会社概要

好縁会グループ
本  社:東広島市西条町寺家7432-1
設  立:1994年7月
資 本 金:720万円
売 上 高:31億1991万円(2023年6月期)
従業員数:782人(2024年4月現在)
事業内容:医療・介護事業
T E L:082-424-1266
U R L:https://koenkai-gr.jp/
※2024年9月当時の情報です。