「レモスコ」が躍進。レモン関連品を続々投入
「瀬戸内を世界へ」を合言葉に開発強化
ヤマトフーズ株式会社
辛味調味料「レモスコ」を主力に、「瀬戸内レモン農園」のブランド名でレモン関連商品の企画開発に取り組む。串山敬太社長は「広島県産のレモンは防腐剤やワックスを使わないため、皮ごと食べられるのが特徴。皮まで使うことで、栄養価や香りも高まる。生産量日本一の広島のレモンで瀬戸内を盛り上げたい」と話す。
レモスコはレモン果汁と皮、青唐辛子、酢、塩だけで製造し、添加物を加えない。レモンの個体差が影響するため、味を安定させるのが難しいが、「安心して食べられる商品」への強い思いがあり、約2年の開発期間を経て完成させた。県内にとどまらず、全国のスーパーなどに並べられ、発売初年度の2010年に4万本だった年間販売数は約60万本まで増えた。レモスコを派生させたレトルトカレーやドレッシング、粉末ドリンクなど多様な展開に生かしているほか、他社とのコラボ企画の引き合いも相次ぐ。山芳製菓(東京)のわさビーフやサンヨー食品(同)のサッポロ一番など、ナショナルブランドとの連携が増えている。
ほかのレモン商品では、カキやムール貝、小イワシなどの海産物とレモンを組み合わせた缶詰め「レモ缶シリーズ」のほか、つゆ、ポン酢、飲む生レモン酢などを展開。呉市で親しまれる鳥皮みそ煮の缶詰め、カキフライをイメージした菓子など、地域産品を生かした独自商品もそろえる。毎年3~5種類を投入している。
創業時からアミューズメント施設向けの菓子卸を手掛けるが、現在はレモスコなど商品企画関連の売り上げが逆転した。東京に営業拠点を設け、首都圏から全国への一層の拡販を目指す。20年春には新たな挑戦として、観光客でにぎわう宮島周辺に物販主体の店を開く計画だ。
「瀬戸内は世界から注目を集めている。『瀬戸内を世界へ』をキーワードに、レモンを軸として地域にある産品を生かした、おいしく健康にいい商品づくりで地域に貢献したい」
レモスコはレモン果汁と皮、青唐辛子、酢、塩だけで製造し、添加物を加えない。レモンの個体差が影響するため、味を安定させるのが難しいが、「安心して食べられる商品」への強い思いがあり、約2年の開発期間を経て完成させた。県内にとどまらず、全国のスーパーなどに並べられ、発売初年度の2010年に4万本だった年間販売数は約60万本まで増えた。レモスコを派生させたレトルトカレーやドレッシング、粉末ドリンクなど多様な展開に生かしているほか、他社とのコラボ企画の引き合いも相次ぐ。山芳製菓(東京)のわさビーフやサンヨー食品(同)のサッポロ一番など、ナショナルブランドとの連携が増えている。
ほかのレモン商品では、カキやムール貝、小イワシなどの海産物とレモンを組み合わせた缶詰め「レモ缶シリーズ」のほか、つゆ、ポン酢、飲む生レモン酢などを展開。呉市で親しまれる鳥皮みそ煮の缶詰め、カキフライをイメージした菓子など、地域産品を生かした独自商品もそろえる。毎年3~5種類を投入している。
尾道でレモン農園も運営
15年からは生口島(尾道市)にグループでレモン農園を立ち上げた。一層の安全安心を目指して有機栽培に挑戦し、レモンのさらなる可能性を商品開発につなげようとしている。創業時からアミューズメント施設向けの菓子卸を手掛けるが、現在はレモスコなど商品企画関連の売り上げが逆転した。東京に営業拠点を設け、首都圏から全国への一層の拡販を目指す。20年春には新たな挑戦として、観光客でにぎわう宮島周辺に物販主体の店を開く計画だ。
「瀬戸内は世界から注目を集めている。『瀬戸内を世界へ』をキーワードに、レモンを軸として地域にある産品を生かした、おいしく健康にいい商品づくりで地域に貢献したい」
会社概要
ヤマトフーズ株式会社
本 社:広島市西区大芝1-15-17
設 立:2006年2月
資本金:1000万円
売上高:15億円(2019年3月期)
従業員数:35人
事業内容:菓子・食品の企画販売、アミューズメント向け卸売業
T E L:082-509-5011
U R L:https://setouchi-lemon.jp/