広島お好み焼を全国へ フードコートでFC展開

株式会社ケーツーエス

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 「広島のお好み焼を全国へ、世界へ」という夢を掲げ、お好み焼店「ちんちくりん」を中心に国内外で16店を展開する。鉄板製造販売や店舗デザインも手掛ける。新型コロナ対策をした店づくりを進め、配膳ロボット「Servi」を各店に順次導入。宮島口店や本社併設店では、料理を載せたロボットがテーブルまで届けている。新型コロナの影響が出る中で自動化を進めることで、効率の良い店舗運営を図っている。

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商業施設フードコートでFC展開

 コロナ禍で売り上げが落ち込んだが、緊急事態宣言後は、郊外のショッピングセンター(SC)の直営店で客の戻りが街中の店舗に比べて早かった。これを受けて、フードコート限定でフランチャイズ(FC)の全国展開に乗り出す。市街地の人通りが減る中、感染リスクが低いとされる郊外店を強化。今後5年以内に全国で50店を目指す。
 これまでFC展開には味の均一化や職人の育成が課題だったが、フードコート専用の鉄板を開発して流れ作業で調理を容易にした。ゆで・焼き時間が短い、ちんちくりんのプライベートブランドの麺を磯野製麺と開発し、約5~10分で提供できる。フードコートへの新規出店者や、既存店の業態転換に対応する。
 調理法の教育システムを整え、本社の研修施設で仕込みから麺の調理、仕上げの工程を約1カ月で指導する。西日本では、イオンモール府中店のフードコートの直営店での実地研修を経て、オープン。21年6月8日には関東地区でFC展開を進めるためのモデル店として、イオンモール川口(埼玉県)のフードコートに直営店をオープン。既に関東、中部地区、山陰のSCから引き合いがあるという。タッチパネル式のレジシステムも導入し、少人数のスタッフで運営できるようにする。
「全国のフードコートを巡っても、広島お好み焼店がなく、新たなメニューとして提案したい。新型コロナの影響で家族旅行が減り、近場のSCに人が集まる傾向がある。実際、当社の店舗でもSC内の売り上げの戻りが一番早かった。ウィズコロナの時代に、SCが家族のレジャーの場となることが増えると思う。夢は47都道府県への出店。東京や海外で多くの人に受け入れられた広島のソウルフードを、自信を持って全国で提供したい」  FC展開はのれん分けの1店以外では初めて。国内で軌道に乗せ、海外でもFC出店を目指す。

新業態「無敵ギョーザ」オープン

 20年夏には、新業態の飲食店「無敵ギョーザ」を本社敷地内にオープンした。大手製粉メーカーの協力で開発した独自のギョーザを提供する。1口サイズで女性でも食べやすいよう工夫。パリッとした食感に焼き上げる。気分や体調に合わせて好みの調味料の組み合わせを提案する。広島市安佐南区緑井では「ちんちくりん」と「無敵ギョーザ」の併設店を開店。厨房を一つにまとめて効率化を図るほか、ゴーストレストランも運営して宅配も伸ばす。同業態では卓上に、飲み放題のサワーとハイボール用のサーバーを埋め込んでおり、スタッフとの接触を減らすといったコロナ対策にも取り組む。
「社員一丸でコロナ禍を乗り越え、国内外での展開を加速したい」

会社概要

株式会社ケーツーエス
本  社:広島市安佐南区伴南5-5-20
設  立:2005年3月
資 本 金:3200万円
売 上 高:11億6000万円(2020年2月期)
従業員数:110人(アルバイト含む)
事業内容: 飲食店(お好み焼など)の経営、業務用鉄板商品開発販売、厨房設備機器の製造販売
TEL:082-555-2130
URL:http://www.k-2-s.jp/

※2021年8月当時の情報です。