呉信用金庫 ローンセンター、ネット支店、
事業性評価に注力

呉信用金庫

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 呉信用金庫は1925年に呉市信用組合として設立。「地域社会の繁栄に貢献する」、「地域社会から信頼される金融機関を目指す」、「働きがいのある職場の実現を目指す」を経営理念に掲げ、地域と共に歩んできた。
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 2019年3月末現在で貸出金残高4054億円、預金残高7112億円を擁し、低金利下で経営環境に逆風が吹く中、経常収益104億円、当期純利益13億円を計上した。
 個人のお客さまに対しては4拠点のローンセンターやインターネット支店を展開するなど利便性の向上に取り組む一方、中小企業の取引先に対しては「事業性評価」に基づく提案型営業の実践に加え、外部専門機関などを活用した事業成長・再生支援にも積極的に取り組んでいる。
 また、18年4月から「〝くれしん〟の革新『リレーションアップバンキング』」と題した3カ年の中期経営計画をスタートさせており、お客さまや地域との接点・リレーションを重視した「信用金庫らしさ」の強化を図っている。

地域貢献活動への取組み

 「地域社会の繁栄に貢献する」信用金庫として、地域貢献活動へ積極的に取り組んでいる。 
地域での起業や新規事業を支援するため、地域経済の活性化に寄与する事業に助成金を交付する「公益社団法人アクティブベースくれ」の運営をサポートしているほか、呉地域の行政機関や中小企業支援機関などと「呉創業支援ネットワーク」を設立し、参加機関と連携しながら、地域の創業・起業を支援している。
また、本業以外でも、サッカーやバレーボール、グランドゴルフなどの各種スポーツ大会の主催に加え、「一般財団法人くれしん文化振興財団」を運営し、毎年「ArtExhibition 瀬戸内大賞」を開催するなど、地域の芸術・文化活動の振興を支援している。 
 さらに、18年7月の西日本豪雨により、営業地域が甚大な被害を被ったため、災害支援特別融資などによる資金繰り面でのサポートのほか、グループ補助金の申請サポートや被災者向け専用窓口の設置、職員によるボランティア活動などを実施した。また、災害で数店舗が被災し、臨時休業や断水などの影響を受けた教訓を踏まえ、18年9月に移転した安芸津支店には地域の方々にもご利用いただける防災井戸を設置したほか、移動金融車の導入等を計画。呉市が西日本豪雨災害に係る復興財源の確保を目的として実施したネーミングライツ(命名権)では、芸術・文化に関するイベントの中核施設である「呉市文化ホール」の命名権を取得し、19年4月から愛称を「呉信用金庫ホール」としている。

働きがい・働きやすさを尊重した職場環境づくり

 「働きがいのある職場づくりの実現を目指す」ため、働き方改革にも積極的に取り組んでいる。
性別や年齢を問わず労働環境の改善を提言する「ダイバーシティ推進専門委員会」や、職員の活躍推進に向けて職員同士で意見交換を行う「キャリアカフェ」を開いているほか、従来の事業所内託児所を地域の方々にも開放した呉市認可保育園「しんちゃんランド広」を運営する。
 以上の取り組みが評価され、子育てサポート企業「くるみん」の認定や、「広島県働き方改革実践企業」の認定を受けており、今後も引続き、働き方改革の推進を実践していく。

会社概要

呉信用金庫
本  社:呉市本通2-2-15
設  立:1925年9月
出資金:29億3882万円(2019年3月期)
経常収益:104億7076万円(2019年3月期)
従業員数:587人(2019年3月期)
事業内容:金融業
T E L:0823-24-1181
U R L:http://www.kure-shinkin.jp/

※2019年8月当時の情報です。