世代や国境を越え、果敢に挑戦
地域の困りごとを一つずつ解決
キャレオスホールディングス株式会社
行動力と実践力が強み
「人を思いやる」を合言葉に、①シニア、②ジュニア、③国際、④コンサルティング、⑤地域共創の五つの領域で成長を続けるキャレオスホールディングス。世代や国境を越え、解決が急がれる社会課題に果敢に挑み、新たなビジネスモデルを構築してきた。現在と半歩先の未来に必要なサービスは何かを常に問いかけ、質の高い先進サービスを提供する。社名は「CARE FOR OTHERS」を基にした造語で、思いやりの輪、人と人とのつながり、細やかな心遣い、支え合う喜びを多くの人に届けるという思いを込めた。
総合福祉事業の展開加速
2002年に福祉事業に参入。現在は介護福祉サービス「ゆうゆう」を14拠点、43事業所、放課後等デイサービス「夢門塾」を37事業所、放課後児童クラブの受託運営を23教室、保育事業を11園、児童発達支援2、訪問鍼灸マッサージ2、就労継続支援A型事業、同B型事業、自律訓練・就労移行支援「リッツ」、福祉用具レンタル・販売、住宅改修を1事業所、インドネシアで職業訓練校3校を運営する。藤井社長は、
「地域の皆さまのお困りごとを一つ一つ解決していくことにやりがいを感じています。出発点である介護事業は少子高齢化が加速する中、今後極めて重要になると判断。同事業を起点に次の課題を見つけ、数珠つなぎに領域が広がっていきました。どこよりも早く、とにかく実践してみる、その行動力が当社の強みだと自負しています」と話す。
インドネシアに職業訓練校
インドネシア・バリ島で全寮制の職業訓練学校「フジアカデミーバリ デンパサールアヤニ校(定員年240人)」、「同シンガラジャ校(同200人)」、「同デンパサールスディルマン校(同720人)」の3校を運営。日本で働きたい現地の看護大・専門学校卒業生を入学金無料で受け入れ、4ヵ月~半年間の教育カリキュラムを経て日本国内に人材紹介している。25年までに全6拠点・同2000人体制を計画する。
日本国内では少子高齢化の加速によって多くの分野で人手不足が深刻化しつつある。その中でも特に需要の高い介護人材の確保に向け、インドネシアの豊富な労働力を活用する。外務省が19年に創設した在留資格「特定技能」の取得に向けた研修に加え、日本語と介護教育、入国手続きなどを一貫支援。現在は育成分野を農業や製造業、食品加工、ホテル、外食産業にも広げる。
24年2月にはインドネシア保健省と同国医療関連商社、同国日本語学校(送り出し機関)の4者間で、日本とインドネシアとの医療・介護分野での人的連携強化に関する基本合意書を締結した。
障害者向け4年制カレッジ
福山市神辺町で全国的に珍しい障害者向けの4年制ソーシャルカレッジ「リッツ」を運営。18歳以上が対象で、1、2年次は自立訓練、3、4年次に就労移行支援を行う。心理学や法令理解、政治と経済、職業体験、自己分析、進路設計、職業体験、修学旅行などのカリキュラムに加え、学園祭や体育祭なども実施する計画。
「保険給付の対象となっており、高校卒業後の新たな選択肢を目指します。一般的な大学生と同様に4年間の学生生活を楽しみながら社会に出る準備を進めてもらいたい」
会社概要
キャレオスホールディングス株式会社
本 社:福山市新市町戸手102-1
設 立:1984年5月
資 本 金:900万円
売 上 高:53億3776万円(2024年4月期、グループ計)
従業員数:1015人(2023年6月現在、グループ計)
事業内容:介護福祉事業、児童福祉事業、放課後児童健全育成事業、保育事業、障がい福祉事業、訪問鍼灸マッサージ、日本語学校、海外職業訓練校、外国人専門職業紹介エージェント、コンサルティング事業、不動産賃貸業・サブリース事業(グループ全体)
T E L::0847-54-2720
U R L:https://www.careoth.com/
※2024年9月当時の情報です。