3期連続で売上100億円超
IoT提案ショールームや新社屋
三光電業株式会社
電子制御・FA機器で地場大手商社の三光電業(西区商工センター5-11-7、森脇喜美代社長)は、2018年7月期に前年比8・3%増の売上高115億8000万円を計上し、3期連続で100億円を超えた。
中長期のロボット、営業所、地域などの各戦略を実行し、成果に結びついた。ロボット戦略で2月に、多様な機器をネットワークにつなげるIoTの提案型ショールーム「ロボットパークひろしま」を南区比治山本町に開設した。営業所戦略では同月、山口営業所を宇部市に開設。大阪、岡山、福山、松江、松山、高松、福岡、北九州にも営業所を構え、大半が自社ビルに入っている。全社員が本社と同じような環境で働けるよう、新規拠点の規模が大きくなった時点で不動産を購入してきた。グループの三光電子製作所は広島、福山、松江の3工場を持つ。ほかニッコー電機の3営業所、三光サービスなど。従業員数160人。スキルアップ手当などで社員の能力向上、働き方の改善にも力を入れ、「広島県働き方改革実践企業」に認定。これらによる社員のスキルとモチベーションが、各戦略を支えたという。今期売上高は120億円を予想。20年に単独130億円を目指し、戦略が順調に推移すればグループ150億円以上を想定。
19年2月には、現本社向かいの所有地など計約4100平方㍍に2階建て延べ約2600平方㍍の新本社屋を完成予定。新社屋の完成後、三光電子製作所が現本社に入る。