動画をリクエストする

化学(樹脂・ゴム)

★化学(樹脂・ゴム)★

業界の特徴

車体軽量化へ、樹脂部品に期待
パッケージ業界は堅調推移

車体軽量化へ、樹脂部品に期待 パッケージ業界は堅調推移

県内の化学業界は、自動車メーカー向けが主体の樹脂・ゴム製造会社が集積する。2020年の自動車の国内生産台数は前年比16・3%減の771万台、海外も17・6%減の1511万台で、国内外ともに2年連続の前年割れとなった(国内主要メーカー8社速報より算出)。新型コロナ禍で工場の稼働停止が相次いだことなどが影響した。21年は回復が見込まれるものの、世界的な半導体不足で減産に追い込まれるメーカーも出てきており、自動車市況に連動する同業界にも影響が広がる。

県内大手の西川ゴム工業やダイキョーニシカワは見通しを不透明としつつも、メーカー各社が車体の軽量化へ素材を鉄から樹脂に移行する動きを受け、研究開発や大規模投資の準備を進めている。パッケージ業界では飲食店のテークアウトやデリバリー需要の増加に伴い、「中食」市場が拡大。

県内最大手のエフピコは21年3月期決算で過去最高の売上高1969億円を計上した。今後成長が見込まれるマーケットとして、病院介護食や冷凍食品市場への事業展開を図る。耐寒・耐熱、断熱性を備えた容器の開発でさらなる成長につなげていく。

前に戻る