広島市の保育園待機児童の状況は?
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広島市の保育園待機児童はゼロではありませんが、前年度に比べると減少し、状況は好転しているといえます。しかしエリアによっても待機児童の状況が異なるため、入園を希望する場合にはしっかりと優先ランクやエリア情報を把握することが重要です。
広島市における保育園待機児童の状況とは
平成30年4月1日現在、広島市の保育園に入園を希望する児童の数は、平成29年度に比べ563人アップの27,398人で過去最多となりました。しかし広島市による民間保育園の新設・分園や小規模保育事業所の新設などの取り組みにより、入園できた児童が前年度に比べ474人増えました。
待機児童数においても、待機児童が多いエリアで集中的に取り組みを行った結果、平成29年度に比べ30人ダウンの63人となり、過去10年間で最少人数になりました。このように広島市は、女性の社会復帰や子育て支援に力を入れている魅力的な都市といえます。
待機児童が多いエリア・少ないエリア
平成30年度の広島市におけるエリア別、待機児童ランキングは以下のとおりです。
1位:安佐南区…22人
2位:佐伯区…17人
3位:中区・西区…9人
5位:東区・南区…3人
7位:安佐北区・安芸区…0人
待機児童が一番多い安佐南区は、広島市最大6,200人の保育園入園児童をかかえる子育て世代が多く居住するエリアです。よって、広島市も重点的に待機児童の打開策を講じているため、待機児童の数が多いというだけで一概に入園しにくいエリアとはいえません。
また佐伯区以外の区では、前年度に比べて軒並み待機児童が減少しているうれしい状況にあります。
優先順位が高い条件とは?
保育園に入園できるかどうかは申込みの先着順ではなく、各家庭の保育の必要性による優先度ランクにより順位が決められています。
優先度ランクはアルファベットで表されており、Sが優先度1位、Aが第2位、以下アルファベットの順に高くなっています。
一番優先度が高いSランクの条件は、
- 小規模保育事業所や事業内保育事業所を卒園する子どもが、引き続き保育園の申込みをしている場合
- 学年が上がったことに伴い保育園などの本園・分園間での転園が必要となった子どもが引き続き申込みをしている場合など
また次に優先度の高いAランクの条件は、
- 居宅外で月160時間以上就労している
- ひとり親家庭など
妊娠・出産が理由の場合には、出産前8週(多胎妊娠の場合は14週)から出産後8週まで、または妊娠中の心身の状況などにより保育の必要性があるとしてランクCに位置づけられます。
広島市の保活情報担当課で相談しよう!
広島市では新しい保育園ができたり、市立保育園が民営化されたりなど刻々と状況が変化しています。区をまたいで引っ越しをした場合や他県から移住した場合には、状況把握のため居住エリアを管轄する区役所の保活情報担当課で相談しましょう。区役所では、毎月発表される各保育園の待機児童最新情報なども閲覧することができますよ。
例え優先ランクが低い状況でも、空きが出た際に入園できる可能性があるため入園を希望する場合には、早めに状況を確認し、申込みを済ませることをおすすめします。
いち早く居住地域の状況把握を!
広島市の保育園待機児童は減少しているものの、安佐南区や佐伯区などは変わらず厳しい状況にあります。入園を希望する場合は、先手必勝!疑問がある場合は広島市の担当課に相談しつつ、早めの手続きを心がけましょう。