産業用燃料販売で中四国トップクラス
敷地を2倍に拡大、石油出荷基地機能を充実へ

株式会社広島ケロシンサービス

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 1992年創業。小型ローリーでの産業燃料の配送に特化したガソリンスタンドを持たない産業燃料販売業者では、中四国トップクラスの規模を誇る。建設現場の大型重機のほか、ホテルや病院などのボイラー、非常用発電機などに小口で配送。1台で2つの油種を顧客に届けられるよう、独立配管の2ラインシステムを導入しているほか、潤滑油をオイルタンクに充填するポンピングサービスも行う。広島自動車道の広島西風新都インターチェンジから車で約1分の好立地に本社を構え、敷地内にオイルターミナルを併設。自家発電設備を備えており、地震などの緊急時にも燃料を供給する。2017年2月には受注の拡大に伴い、敷地135平方㍍に長さ14×幅3・2㍍の100㌔容量の地下タンクを新たに2本設けた。施工は日立オートモティブシステムズメジャメント(神奈川)で、総工費は約5000万円。これで備蓄量は商品センター(同区伴中央)を含め、軽油、重油、LSA重油、灯油で計40万㍑となった。タンクローリー保有台数の増加に伴い、本社の駐車スペースを確保するため造成工事も実施。敷地面積は当初の2倍の約4300平方㍍となり、石油出荷基地としての機能をさらに充実させている。安定した供給体制を整備し、各地の協力店と連携することで、東北~九州をカバーする。
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 車両ディーゼルエンジンの排気ガス中の窒素酸化物を浄化する、尿素SCR(選択触媒還元)システム用の尿素水「アドブルー」の販売も始めた。近年は地震など災害時の緊急配送、燃料備蓄を目的とした事業継続計画(BCP)にも力を入れており、IT企業、金融機関、放送局などのほか、17年春には電話通信会社と契約するなど、引き合いが増えている。16年4月の熊本地震では、九州電力などの非常用電源車に10日間で軽油6万7000㍑を補給し、九電から感謝状を受けた。18年の西日本豪雨では、一刻も早い道路インフラの復旧へ、クレアラインなどの復旧工事に燃料を供給。末續斉一社長は、「ガスや水道も使えない実際の災害現場で、任務をやり遂げたのは大きい。万一に備えた同業者との協力関係も深まった。今後も燃料の配送を通じ、社会に貢献したい」

会社概要

株式会社広島ケロシンサービス
本社:広島市安佐南区伴西2-3-5
設立:1995年5月(創業1992年5月)
資本金:1000万円
売上高:24億8877万円(2018年4月期)
従業員数:23人
事業内容:燃料油(軽油・灯油・重油・その他油製品)、
     潤滑油などの販売
T E L:082-849-6869
F A X:082-849-6857

※2019年8月当時の情報です。