JWB、HWB インドネシアの大学との協定拡充
現地大学・日系企業招くイベントを同国省庁と共催へ

株式会社日本ワールドビジネス

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 日本ワールドビジネス(JWB、中区紙屋町、後孝志会長)と、同社がひろぎんホールディングスと共同出資するひろぎんワールドビジネス(HWB、同、後孝志社長)は、インドネシアの大学とのインターンシップ協定を広げている。6〜7月には後会長ら6人がインドネシアを訪問し、大統領所属のグリンドラ党幹部、教育文化技術省副大臣らと面談。11月には同省などインドネシア政府と、現地学生や日系企業を招く「インターンシップエキスポ2025」の共催を計画している。

 最近の協定の事例は2024年12月のダヤヌイクサヌディン大学と東南スラウェシ私立大学、25年2月のメダンアレア大学があり、ダヤヌ大は瞳スチールワークス(愛媛)3人、アシードブリュー(東広島市)4人、東南スラウェシ大は東洋シート(海田町)9人、タカヤ化成(東広島市)2人、メダンアレア大も野原商会(北九州市)2人の実習が決まっている。ダヤヌ大は東南スラウェシ州バウバウ市にある総合大学で、農学部、経済学部、工学部、法学部、海洋学部などを持つ。学生数は約5000人で、機械工学部70人。東南スラウェシ大は南スラウェシ州にあり、学生数約5000人で、うち機械工学部は約100人。メダンアレア大は北スマトラ州にあり、学生数約1万人のうち工学部は約800人。
 同インターンシップ制度は、海外の大学生が学業などの一環で報酬を得ながら実習を行う(1回1年以内かつ通算で就学期間の2分の1以内)。JWBは21年12月から開始。25年3月末までで修了・入国予定含め計343人の実績があるハルオレオ、ハサヌディン、タドゥラコの3大学に加え、24年7月にペジュアンレプブリックインドネシア大学とも協定を結んでいる。
 インターンシップエキスポはインドネシア大学のキャンパスで11月20〜23日の期間を候補に計画中。リアル・オンラインを併用し現地大学、日系企業各500者の参加を見込む。インターンシップ制度の紹介、実施大学長の登壇、大学生の経験談、インターンシップ終了後に技術ビザで日本企業に勤務する人や受け入れ企業責任者の話などを予定する。

「広島経済レポート」2025年8月28日号掲載記事より