スポーツグッズ制作
人気キャラとコラボでヒット

米メジャーの大谷翔平選手のグッズも好調

　スポーツ関連のグッズ制作を中核事業に成長してきたスペースエイジ。カープをはじめ、国内のプロ野球全12球団に加え、ＪリーグやＢリーグなども制作する。最近ではメジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手のグッズも手掛け、売上高を伸ばしている。
　バンドマンだった吉岡憲治社長が24年前に創業。当時は音楽関連グッズの制作などを手掛けていたが、その後にプロスポーツグッズ制作に業態転換。人気アニメや映画などとのコラボでヒット商品を生み出し発展。２０２３年３月期の売上高は過去最高を更新。24年に法人設立して20周年を迎え、さらなる発展を目指す。
　吉岡社長は「04年の設立からあっという間の20年でした。振り返れば、いろいろなことがありました。〝ＮＥＷ ＩＤＥＡ〟というビジョンのもと、自分たちの信じた道を貫き、成長し続けてきました。事業領域に限界を設けず、これからも常に変化し、さまざまな可能性を追求していきたい」と話す。
　国内では現在、人気ゲーム「ドラゴンクエスト」や、絵本「ウォーリーを探せ」ほか、海外映画のキャラクターを約20種類扱う。同社ならではのデザイン案を多く打ち出し、多くのファンを取り込んでいる。

大谷翔平選手のグッズ制作

　吉岡憲治社長は２０２３年春に米国に移住。米ロサンゼルスに現地法人を設立し、最近では大谷翔平選手のグッズが大ヒット。エンゼルス時代のホームラン王のＴシャツやパーカー、大谷選手の愛犬「デコピン」のマグカップなどが大きな反響を呼んでいる。エンゼルスから移籍後も大活躍を続け、ファンの心をわしづかみにしており、グッズも好調だ。
　吉岡社長は数年前から海外での展開を計画し、米国で人気のキャラクターグッズを日本で販売して実績を積んできた。大谷選手のグッズの成功を皮切りに今後、メジャーリーグの他選手や、フットボールのＮＦＬ、バスケットボールのＮＢＡ、アイスホッケーのＮＨＬといった米４大人気スポーツのグッズ制作への参入を目指す。

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