野口ゴム工業 熱中症対策の安全靴を今夏発売
義務化追い風、低価格で市場開拓へ
野口ゴム工業株式会社
安全靴製造販売の野口ゴム工業(東広島市、野口隆志社長)は6月をめどに、熱中症対策用に白色の革を採用した安全靴を発売する。企業の熱中症対策義務化を背景に、製造・建設現場からの問い合わせが増えており、競合他社を下回る価格設定でシェア獲得を目指す。夏前に大阪・九州で開かれる熱中症対策関連の展示会に出展し、認知拡大を図る。
新製品は同社の主力ブランド「HSK」シリーズに加えるオリジナル商品。白い革素材は黒色素材よりも炎天下の路面からの熱吸収を抑えられ、サーモグラフィー検証では通常の黒色に比べて靴内温度差が10~12度、表面温度差は20度以上に達するケースも確認されている。野口社長は「蓄熱を抑えるシンプルな方法だが、体感温度が大きく変わる。これが現場の常識になれば、夏の作業効率はもっと向上するはず」と話す。販売はアマゾンを主軸に、4月から楽天市場にも出店してEC経路を拡大。小売店や卸売りルートを加え、全国の現場への浸透を目指す。
高所作業靴・舗装靴も刷新
高所作業用の安全靴も6月に発売予定。従来のとび職(高所作業職人)向けの形状からスニーカータイプにモデルチェンジし、スポーツシューズのような履き心地で柔軟性と、足場での高いグリップ力を両立。レスキュー隊でも使用されている。アスファルト舗装現場用「HSKシリーズ」は3月に新バージョンを発売済みで、底材を厚くして耐熱性を従来比20%向上。作業中に靴を冷やそうと退避する頻度を減らし、現場の作業効率改善につなげる。





