Vol.3 現場で活躍する若手技術者・技能者特集[西松建設株式会社中国支店]

【広島商工会議所】地場建設産業の担い手に聴く!

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地域インフラ整備・維持の担い手であり、地域社会の安全・安心の確保を支える建設業は、我が国の基幹産業として重要な役割を果たしています。建設業は“ものづくり”の醍醐味を味わいながら、社会や地域の発展に貢献できる産業であり、多くの若手技術者・技能者が活躍しています。建設現場で活躍する若手技術者・技能者にスポットを当て、地場建設産業の魅力の一端をご紹介します(広島商工会議所建設業部会)

西松建設株式会社中国支店 中村 茂朗さん

ー自己紹介をお願いします。 京都出身で、鳥取大学工学部土木コースから大学院に進み、持続性社会創生科学研究科工学専攻土木コースを修了しました。その後西松建設に入社して、2年目です。仕事で必要な資格としては一級土木施工管理技士があり、これから受験する予定です。

ーどういったお仕事をされていますか。 入社後、5月末までの2カ月間は新入社員研修で、会社や仕事のこと、社会人としてのマナーなどを学びました。その後、平良丘陵開発土地区画整理事業(廿日市市平良)の大規模造成工事の現場に配属され、施工管理に携わっています。
私がメインで担当しているのは、土工事のうち小段排水工事です。のり面上に降った雨水などを下流に導いて流すためにのり面の小段に排水溝を設ける工事です。小段排水溝の設置は、のり面の浸食や表層崩壊などを防ぐのが目的です。

ー建設業界を目指したきっかけを教えてください。 父が建築の世界で働いていて、幼いころから父の仕事を間近に見たり、聞いたりしてきました。家族旅行で父が設計した建物を見に行き、当時の思い出を聴く中で憧れを抱き、建設業に対する興味が膨らみました。私自身も、いつか父のように家族や友人に自分の造ったものを自慢できるようになりたいと思うようになりました。自分の関わった仕事が目に見えるカタチとして後々まで残るのは、建設業の魅力の一つです。
大学進学の際には建築と土木のどちらに進むか悩んだのですが、仕事の規模の大きさや、自分が造ったもので社会が豊かになって欲しいと考えて、土木を選びました。

ーどんな苦労がありますか? 現場の仕事で最も大事なのは、人と人の関係。それに尽きると思います。周りのほとんどが年上の方で、若い自分が失礼な態度を取ってしまい、叱られることもあります。人とスムーズにコミュニケーションを取るのは楽しさでもあり、難しさでもあります。
とりわけ感じるのが、人に伝えることの難しさです。自分は仕事内容を理解していても作業員さんに正確に伝わっていないと、せっかく出来上がったものを全部撤去してやり直しという事態にもなり兼ねません。指示書でも図面でも紙を1枚渡しただけでは正確に伝わっていないことが多いため、確実に伝わるように打ち合わせの頻度を増やしたり、現地に足を運んで確認するなど、ミスを出さないように工夫しています。いろんな経験を重ねながら、失敗から反省し、学ぶことが多いです。
技術面でも、より深い技術の話になると、まだ分からないことがあります。そんな時は、すごく頼れる存在の上司がいます。いつも相談したり質問しやすい雰囲気を作っていただいており感謝しています。

ーどのような時にやりがいを感じますか。 いろんな失敗から学んで、次の施工ではこういうことが起こるだろうと予測をし、対策を講じます。実際にその通りのことが起こり、事前に段取りをしていたことにより大きい問題にならずに済んだ時は、やった!と思いますね。例え小さなことでも成功した時は自分の成長を実感でき、やりがいを感じます。
今の大規模造成工事は、我々の仕事は残り2年で完了します。私はここに来て1年ですが、その間の成果物も残っているので、見ると思い出し、あの時こんな苦労をしたなあと感慨深いです。日々出来上がっていく楽しみもあります。まだ1年でもこれだけ感動できるのですから、今後何十年も仕事をしていたらもっとすごい感動だろうなと期待しています。

ー建設業界に興味を持った方へのメッセージなどがあればお願いします。 建設業界に入るか入らないか悩まれている方には、まず現場を見に来て欲しいですね。私も就職活動でいろんな現場を見ました。実際に現場を見て、この業界だと決めたところがあります。会社ではインターンシップや現地見学の申し込みもさせてもらえるので、見る機会はたくさんあります。興味があるなら、絶対に現場に足を運んだ方がいいですよ。百聞は一見にしかず。リアルに自分の将来が描けます。

会社概要

西松建設株式会社中国支店 所 在 地:広島市中区国泰寺町2-2-28
事業内容:総合建設業
創  業:1874年1月
備  考:広島商工会議所会員企業

(2025年8月現在)
情報提供:広島商工会議所 産業・地域振興部 産業振興課