常石Gが10月に初開催 ひろしま国際建築祭
常石グループ
常石造船などでつくる常石グループは10月4日〜11月30日、優秀な建築などを発信する3年に1度のイベント「ひろしま国際建築祭」を初開催する。
2024年1月に設立した神原・ツネイシ文化財団(神原勝成代表理事=ツネイシHD社長)が主催する。ふくやま美術館市民ギャラリー、尾道市立美術館のほか、同グループのせとうちクルーズが運営する宿LOG、商業施設U2など福山と尾道を中心に10以上の施設が会場。建築界のノーベル賞と呼ばれるプリツカー賞を受けた日本人建築家に関する展示や、指定文化財建築などの一般公開、シンポジウム、トークイベントといったプログラムを予定する。チケットは2日間2000円、3日間3000円の予定。
同HDは造船、海運、環境、商社・エネルギー、ライフ&リゾート事業に加えて、今年1月に設けた社会貢献推進部の事業を六つ目の柱とする方針を強調。3月に同市鞆町の沼名前神社で開かれた能楽「飛天双〇能(ひてんふたわのう)」公演に出資するなど、備後を中心に積極的に地域と関わりブランド価値を高めたいとする。