ツネイシHDが新拠点 丸の内にグループ10社集約

ツネイシホールディングス

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 常石造船などでつくるツネイシホールディングス(福山市)は来年2月をめどに、グループ10社の東京拠点を集約する新オフィス「TATOU TSUNEISHI(タトウツネイシ)」を千代田区有楽町1―13―1の7階に開設する。近隣に点在していた各社をワンフロアに集め、グループの一体感醸成や社内外へのブランドイメージ確立を図る。
 JR有楽町駅から徒歩2分という好立地の1163平方㍍を賃借し、常石造船、神原汽船、常石商事といった主要各社の営業、事務、技術部門の約90人が勤務する予定。可動式の家具やカーテンを採用し、会議、イベントなどでの利用ほか、来訪者とも気軽に交流できるカフェのような空間の設置も想定している。ゆとりのあるオフィスの余白を海に見立て、瀬戸内海の多島美を眺めるように心のゆとりを持って新たな発想を生み出してもらいたいとする。
 今年1月にデザイナーの落合宏理氏と始めたリブランディング「ツネイシデザインプロジェクト」の一環。今後数年をかけて、各社のワーキングウエア、工場の建築デザインなども刷新したいとする。同グループは1903年に海運業で創業。2024年12月期は連結売上高3656億円で過去最高だった。

「広島経済レポート」2025年11月27日号掲載記事より