ノベルティなどOEM商品企画
業界トップの商品数で業績拡大 (※2022.02.10/契約切れのため非公開)

増成織ネーム株式会社

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 ノベルティなど各種OEM(相手先ブランド名製造)商品を企画する。創業時はアパレル向けの織ネームやプリントネームなどが中心だったが、2000年のオーストラリア・シドニーオリンピックをきっかけに、業態をシフト。五輪関係者がネックストラップをカード型の身分証を入れる名札として使ったことで、社員証や職員証として採用する企業や団体が増えた。これをビジネスチャンスと捉え、ネックストラップの生産を開始。オリジナルのデザインで100本単位の小ロットから対応し、受注を次々と獲得。定番商品に成長させた。
 ネックストラップやスマートフォン関連グッズ、バッグ、文房具、タオルなど約500種類を扱い、商品数は業界トップクラスという。企業や学校関係ほか、プロ野球やサッカー球団、アニメやアーティストのコンサートグッズなど、さまざまな製品を手掛けている。取引先と共に、非売品や限定品として商品に付加価値を持たせ、消費者の購買意欲が湧く商品作りに注力。例えば、廿日市市で開催の「ウッドワンけん玉ワールドカップ」の缶バッジやマフラータオル、トートバッグのほか、プロ野球ソフトバンクホークスの選手をあしらったiPhoneケースやドリンクボトル、アニメ「妖怪ウォッチ」のお守りなどを受注、制作した。
 18年は春夏商品として50種類を企画。「2WAYオリジナルユニTシャツ」は正面・背面側とも襟の形状が同じで、両面を前身として使えるようにした。例えば、野球、サッカー観戦などで、表をホーム用に、「フルカラー・リバーシブルトート」や、表面にラミネート加工を施した「コットンフルカラーラミネートポーチ」なども用意した。広島本社ほか、東京、大阪、福山、福岡にショールーム付きの営業拠点を設置し、取引先に実際に目で見て触れることで商品に対する理解を深めてもらい、受注につなげるほか、取引先の声を生かした商品開発でビジネスチャンスを広げている。
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会社概要

増成織ネーム株式会社
本  社:広島市西区横川町1-12-11
設  立:1955年3 月
資本金:5000万円
売上高:28億8600万円(2018年2 月期)
従業員数:108人
事業内容:各種織ネームなど服飾関連資材、携帯ストラップほか
     オリジナル製品の企画・製造・販売
T E L:082-291-2355
http://www.masunari-net.co.jp/

※2018年8月当時の情報です。