遊技場運営の東洋商事 2期連続増収の売上39億円

東洋商事株式会社

 遊技場「TOYO」運営の東洋商事グループ(中区河原町13-14、長谷川康垣社長)は、2019年4月期売上高が前年比3%増の39億5000万円となった。若者離れなどで遊技業界の環境は厳しいが、独自の戦略で客足を伸ばし、運営2店とも増収。今期は40億円超を目指す。

 遊戯場は、イベントや客とのコミュニケーションの積極化などで来店を促した。新規事業にも積極的で、18年11月に国内外の観光客向けの簡易宿泊施設「ORIGAMINN」を同所3~7階に開設。計15室で稼働率は65%となっており、開業から半年で売上高1250万円を計上。民泊仲介会社の米エアビーアンドビーで、宿泊者からトップクラスの評価「スーパーホスト」を得た。6月に企業主導型保育園「おりがみ保育園」を開き、既存スタッフの働きやすい環境を整えるとともに、女性従業員の採用を強化する。