「ひろしまユニコーン10」プログラム挑戦者の紹介VOL.06⦅株式会社Medlarks⦆
ひろしまユニコーン10プロジェクト

広島からユニコーン企業に匹敵する企業を10年で10社創出する「ユニコーン10」。ひろしま企業図鑑でも注目するこのプロジェクトの最新情報をご紹介します。
「広島から、ユニコーン企業に匹敵するような、企業価値が高く急成長する企業を10年間で10社創出する」ことを目標に掲げた「ひろしまユニコーン10」プロジェクト。このプロジェクトの一環であり、事業の急成長を伴走支援する「ひろしまユニコーン10 STARTUP ACCELERATION 2024」に挑戦中の株式会社Medlarksの松浦社長に、改めて事業の概要や今後の展望などをインタビューしました。
■株式会社Medlarks 代表取締役 松浦 康之さん
「カテーテル関連尿路感染症(CAUTI)を予防するための医療機器」
― 設立経緯やミッション ―
2018年にインド・ニューデリーで参加した全インド医科大学でのバイオデザインフェローシップにて、現場観察を繰り返して発見した医療課題の解決を目指して、同プロジェクトのチームメンバーであったインド人パートナーと共に日本とインドで起業しました。
その際に学んだフルーガルイノベーションの精神を大切にしつつ、臨床現場で真に必要とされる医療機器を、低価格で提供することで、世界中の医療従事者が従来よりも患者に寄り添うことができる世の中の実現を目指しています。
― 創業の背景 ―
当社の事業は、2018年に参加した全インド医科大学(AIIMS)のSchool of International Biodesign(SiB)の iFellowshipコースの成果である「カテーテル関連尿路感染症(CAUTI)の予防デバイス」に関するビジネスプランが基になっています。同プログラムは、バイオデザイン手法を用いて、医療現場観察を通じて潜在的な現場ニーズを発見し、ソリューションを考え知財として登録、医療機器として事業化を目指すものです。
同プログラムにおいて、インド人参加者と共に、インドの様々な医療機関で現場観察を実施しました。そこで発見した問題に関して調査した結果、多くの入院患者が留置型尿道カテーテルを使用しておりCAUTIに苦しんでいることを知りました。更に、日本の病院での現場観察、医師や看護師へのヒアリングの結果、日本をはじめとする先進国においても解決されていない問題であることが判明しました。…
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「広島からユニコーン企業に匹敵するような企業価値が高く急成長する企業を10年で10社創出する」ことを目標とし、2022年から開始したプロジェクトです。
本プロジェクトは、世界に羽ばたき大きく成長することを志す有望なスタートアップ企業等の存在が地域の産業に刺激を与え、次なる挑戦への着火剤となるとともに、県内既存産業とも相互に刺激しあうことによって、しなやかな産業構造の形成、さらには広島に「新しいことに挑戦しやすい環境」「挑戦することが当たり前の土壌・文化」が生まれることを目的としています。
◆ ユニコーン10 公式サイト
https://note.com/hiroshima_u10
◆ 「ひろしまユニコーン10」STARTUP ACCELERATION 2024
https://hiroshima-unicorn10.jp/startup-acceleration-2024