八丁堀~白島をつなぐ広島電鉄
「白島線」の旅!見どころをご紹介
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白島エリアといえば広島中心部へのアクセスが良く、本川・猿猴川沿いの景観が楽しめるところ。おしゃれなランチスポットや美術館があり、休日には家族連れの姿も多く見られます。JR新白島駅が完成して以来、アストラムラインとJR線をつなぐ場所として大活躍。年中、人通りが絶えません。今回はそんな白島エリアを目指すべく、広島電鉄白島線に乗ってみましょう。白島沿線の見どころ・魅力をご紹介します。
白島線の旅、八丁堀からスタート
広島電鉄白島線は、八丁堀と白島をつなぐ全長およそ1.2kmの路線。広島市内の路面電車運賃は、大人180円・小児90円ですが、実は白島線のみの利用だと、大人130円・小児70円です。総延長が短いため、この値段が設定されているのだそう。
運賃はもちろん後払い制です。交通系ICカードのPASPYやICOCAを使ってもよいでしょう。白島線はPASPY・ICOCAがどの路線よりも早く、先行導入された路線。これは地元の人にもあまり知られていないマメ知識です。ご存知でしたか?
広島三越・福屋八丁堀本店などの老舗百貨店が並ぶ八丁堀から、白島線に乗車します。江波線から直通運転する便もありますが、ほとんどの便が白島線折り返し運行。そのため、横川駅や広島駅から広島電鉄を利用する人は、八丁堀で白島線に乗り換えましょう。
沿線には、広島女学院や縮景園、家庭裁判所などが立ち並びます。白島線沿いは、賑やかな都会の名残もありながら、住宅地や高層マンションなどもあり、閑静な雰囲気も感じられるでしょう。大手住宅メーカーの調査によると「広島住みたい街ランキング2018」の第2位となったのが、この白島エリア。白島の住みやすさ、人気ぶりが伺えます。
終点は白島。ここから徒歩でJR新白島駅にアクセスできます。
白島線沿いの観光スポットとは?
白島線に乗ったら、まずは人気の観光スポットに出かけましょう。縮景園前電停で下車すると、東側に「広島県立美術館」があります。
「ケンビ」の愛称で知られる広島県立美術館。ここでは、アート・音楽・ランチが楽しめます。一歩足を踏み入れると、広々としたロビーが。このロビーでは、展覧会の内容に合わせたクラシックコンサートが開催されます。例えば、フランス・パリ出身の画家であるサヴィニャックの展覧会開催時には、フランスに伝わる“マヌーシュジャズ”のコンサートを実施。音楽と美術、両方のアートを楽しめる美術館として、観光客や地元住民から親しまれています。
楽しみは絵画・音楽だけにとどまりません。美術館と隣接するのは、名勝「縮景園」。四季折々の庭園風景が満喫でき、季節ごとに風景を楽しむイベントが開催されます。庭園内にはお土産や軽食をいただける泉水亭があり、天候が許せば屋外席で庭を眺めながら、お茶休憩をするのもおすすめです。
白島線沿いのグルメをチェック
ランチどきになったら、白島線沿いのおしゃれランチスポットに足を伸ばしましょう。
家庭裁判所前電停近くにある「トラットリア ピッツェリア polipo」は食通からも人気の高いイタリアンレストラン。元々JR宮島口駅前にあった店舗が、白島に移転し現在に至ります。コンクリート造りのビル一階にあるお店は、“大人の隠れ家”といった雰囲気。店内では、石窯で焼く本格的イタリアンピザをいただきましょう。ランチのピークタイムは混雑するので、予約か早めの来店をおすすめします。
白島電停周辺には、「ファイブフィートカフェ」が。ナチュラルテイストでおしゃれな内装と、野菜がたっぷり入ったランチが楽しめると、女性からの注目を集めます。ランチメニューは日替わりで提供。いつ訪れてもおいしい発見ができそうです。
また、このエリアにはディナースポットも多数点在。特に、広島唯一のミシュラン三ツ星店である「季節料理なかしま」はぜひチェックしておきたい高級日本料理店です。白島電停近くにあるため、白島線を利用してアクセスしましょう。ここでは、店主こだわりの広島県産食材を使った、繊細な味わいの日本料理を堪能できます。英語のメニュー表も用意されているため、海外の人を案内しても喜ばれることでしょう。
まだまだ語り切れない!白島線の魅力
グルメ・観光とバランス良く魅力が詰まった白島線。これまで、市内中心部の八丁堀からJR新白島駅までの通り道として利用していた人も、一度途中下車して白島エリアを楽しんでみませんか?ますますの発展が期待される場所だけに、これからも白島エリアから目が離せません。
※電車運賃は2019年1月21日現在。
※広島電鉄全路線で、交通系ICカード「PASPY」「ICOCA」のほか、「Kitaca」「PASMO」「Suica」「manaca」「TOICA」「PiTaPa」「はやかけん」「nimoca」「SUGOCA」が利用できます。