環境調査・品質分析を通じて
豊かな自然や人々の健康を守る

24年5月に新社屋稼働

　環境・品質分野で調査・解析・実験を行うアサヒテクノリサーチは、１９７２年に「西日本シンクタンク」として山口県玖珂郡和木町で創業。75年に大竹市南栄、99年に同市晴海へと本社を移した。工場の排水・排ガス、河川や海の水質、土壌の調査をはじめ、飲料水検査、作業環境測定、建物のアスベスト分析・調査など幅広く手掛ける。西区草津新町や東京・山口・島根にも拠点を置き、技術士2人、環境計量士18人、臭気判定士4人、作業環境測定士44人、石綿分析調査者14人など多数の有資格者が在籍。営業エリアは広島・山口を軸とするが近年は全国から依頼を受けており、累計5万件以上の分析を手掛けた。

職場見学に備えた新社屋

　２０２４年５月７日から旧本社の２.２倍の延べ床面積を持つ３階建て新社屋で本格業務を始めた。フロアを水質、アスベスト品質、医薬品分析といった領域ごとに分けて効率的な調査を実現。また各階では見学用に通路を広く取り、地元の小中学生や就職を検討する大学生・社会人の職場見学を受け入れやすい設計としている。

仕事の満足度向上へ

　入社後は社内外での座学研修を実施後、各部署で先輩社員によるＯＪＴを受けながら仕事を習得する。在籍中に業務上必要な資格取得に励む社員も多数おり、受験・講習・旅費は会社で負担するなど支援制度も充実。このほか社会で重要な仕事を担う社員の意欲向上のため、多月数で設定した賞与を年３回支給している（23年度は計7カ月分）。
　同社では幅広い年齢層が働いており、平均年齢は43歳。社員の約４割は女性で産休・育休取得後も子育てをしながら活躍するほか、近年は男性の育休取得も多い。年間休日は１２０日で平均有休取得日数は約13日。オンとオフを明確に、メリハリのある働きやすい職場と自負する。
　多様な調査・分析で人々の健康や安心を守る同社。「ここで働き続けたい」と感じてもらえるように満足度を高め、幅広い知識の習得や技術力アップを促し、社員と共に成長する企業を目指す。

会社概要