駅ナカ商業施設「ekie」効果に期待
歩くだけで楽しい〝広島の新しい目抜き通り〟目指す

中国SC開発株式会

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 1日で約14 万人が乗降する広島の表玄関、JR広島駅。再開発や駅構内改良で一帯が大きく生まれ変わる中、〝駅ナカ〟ショッピングセンター「ekie」を第1~4期に分け、段階的にオープンしている。駅を利用する人の利便性に応えるだけでなく、多様な魅力と機能を併せ持った表玄関にふさわしい商業施設にしていく。
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にぎわいが生まれる

 ekieは約9800平方㍍に約100店舗を計画。1期で2017年10月末、駅橋上エリア約1700平方㍍に雑貨やファッション関連など約20店舗を、2期で18年3月、北口高架下約1800平方㍍に約20店舗を開き、3期の同年9月、新幹線東高架下に土産売り場や飲食ゾーンを予定。19年春以降、新幹線西高架下(現新幹線名店街)へ食料品などの売り場を計画している。
 再開発が進む駅北の二葉の里・若草地区と新幹線北口を結ぶペデストリアンデッキが16年10月に供用開始。次いで17年10月、駅南北自由通路の開通により新たな動線が生まれ、人の流れが変わってきた。駅周辺の再開発とekie開業に、インバウンドの増加やカープの好調などの相乗効果が高まり、広島駅近隣の沿線利用者も増え始めているという。山陽本線三原~下関駅間のエリアにある駅ビルを運営管理するJR西日本グループ会社として、藤岡秀樹社長は、「駅を活性化させ、地域の方に喜んでもらえる線区価値の向上を生み出す開発が我々の役割。点を線でつなぎ、面に広げて人が集う街づくりの一翼を担う」
 2期開業以降、飲食や一部物販の好調が続く。需要に対し従来は供給が十分でなく、改めて広島駅地域のポテンシャルが確認された。続いて、駅ナカならではの商業空間を整え、集客力のあるテナントをそろえていく。目指すのは、「発見があり、わざわざ足を運んでもらえる駅」(藤岡社長)だ。

ビッグプロジェクト始動へ

 ECの利用が増える中、店で買い物をしてもらう魅力や工夫が問われる時代。利便性という強みを生かしながら、土産物や飲食を扱う3期のゾーンは、〝広島らしさ〟や付加価値のある店にこだわる。「ターゲットを明確に描きながら、〝一人十色〟の価値を提供できる商業施設を目指す」と、コト消費へも訴求する。
 現在、地下1~地上7階建て売り場約1万平方㍍に約130店舗が入る広島駅ビル「アッセ」。平成30年代半ばの完成を目指し、いよいよ建替えに入る。開業来のビックプロジェクトだ。ビル2階へは高架式で、駅前大橋から電車が乗り入れる。駅周辺は話題の商業施設や高層マンションが集積し、マツダスタジアムも近い。南口広場とバスターミナルの整備も進められ、交通結節機能と回遊性を高める。

地域と共生

 駅~広島市内中心部をつなぐ〝広島の新しい目抜き通り〟を目指し、広島市が構想する楕円形の都心づくりと呼応。エリア沿線の活性化へ、地元と一緒になって必要とされる施設整備に取り組む。「駅は、街のシンボルともいえる。時代の変化を踏まえ、地域と共生しながら喜んでもらえる駅ビルにしていきたい」
 駅から街づくりへ―。使命感を持って駅ビル建て替えに臨む。

会社概要

中国SC開発株式会社
本  社:広島市南区松原町2 -37
設  立:1963年9 月12日
資本金:7500万円
売上高:245億円(2018年3 月期 SC総売上高)
従業員数:67人
事業内容:ショッピングセンターの開発・管理運営
T E L:082-506-2556
http://www.asse.co.jp/schp/

※2018年8月当時の情報です。

 

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