常石造船が人事制度改定
初任給、出産手当など増額

常石造船株式会社

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常石造船(福山市沼隈町常石、奥村幸生社長)は本年度以降、子育て家庭の家族・出産手当のほか、新卒初任給を順次引き上げる。
満22歳までの扶養家族手当を月額5000円から1万円へ増やし、6月分給与から支給開始。また、これまで従業員1人当たり5000円だった出産手当を1家庭単位に変更し、1人目は20万円、2人目以降は30万円を付与する。今年1月以降の出産にはさかのぼって支給した。さらに2026年卒の高専専攻科、大卒初任給を28万円に増やす予定だ。奥村社長は「〝徹底的にひと重視〟という当グループの方針に沿って決定。人材確保の重要性が高まる中で、造船業界全体を刺激して制度改善や働き方改革につなげたい」と話した。

「広島経済レポート」2025年6月26日号掲載記事より