ドライバーの視界を360度確保し
車内の安全と快適を創造

事故のない社会の実現を目指しQCD No.1へ挑戦

国内の５台に１台が搭載

　１９１８（大正７）年創業の石﨑本店の自動車事業部門が分社化し、２０２２年４月にペンストンが発足、自動車用ガラスの加工・販売、自動車用ミラーの製造・販売を行う。
　広島に本社を置き、広島県、山口県、愛知県に位置する生産工場に加え、海外６カ国に生産拠点を構える。開発から製造まで自社が行う一貫した生産体制を有し、マツダの全車種に供給しており、ドアミラーについては、国内シェア約20％、世界シェア約４％を誇っている。「ペン」は﨑／岬（ＰＥＮＩＮＳＵＬＡ）、「ストン」は石﨑本店の石（ＳＴＯＮＥ）を組み合わせた造語で、国内のみならずグローバルに展開する企業意思の表れである。石﨑グループが掲げる「ＵＮＩＱＵＥ×ＳＰＡＣＥ 感動を伝える企業」をスローガンとし、すべての人が豊かな暮らしを実感できる『空間』を創造する企業を目指している。

モノづくりに込める百年企業のＤＮＡ

　ペンストンの商品は、安全運転に直結する視界を確保する重要な役割を担っており、安全なクルマ社会の実現に寄与している。特に、ドアミラーは、気象や振動などの過酷な環境や使用条件にも耐え得る品質・性能が求められており、これまで培ってきた技術ノウハウを駆使し、設計、開発、生産準備、製造の全領域で妥協のないモノづくりで、安全性の確保に貢献している。また、安全・安心・快適の追求に加え、カーボンニュートラルの実現に向けた環境への対応も対処すべき課題とし、既存の要素技術に新しい技術を加えながら、新商品の開発や環境を配慮したモノづくりにも積極的に取り組む。
　ペンストンが提供する人々の暮らしに寄り添う商品には、創業以来、受け継がれる「お客さまが感動する商品をつくりたい、その思いをカタチにして社会の役に立ちたい」という強い思い（Ｗｉｌｌ）が込められており、誠心誠意、エンドユーザーの期待を超える商品・サービスを追求している。

社員全員が主役 会社ビジョンの実現へ

　ペンストンの将来あるべき姿は、経営理念にも掲げる「会社の恒久的な発展と従業員の幸福」の実現である。会社が永久に発展し続けること、またそのことで全ての社員とその家族が幸せになる姿を目指している。それには、社員一人ひとりが、日頃から研鑽努力を続け、お客さま視点に立ち〝商品・サービス〟の質にこだわり、世のため、人のために役に立つ行動をする。
　社員全員の行動の結果として、適正な利益が上がり、利益の配分として将来へ向けたモノづくりへの投資と、社員への還元に使われる。その好循環により、社員と会社の成長を果たす考え方である。そのため、新入社員研修、フォローアップ研修、階層別研修など、成長機会を提供する仕組みを整備。さらには、フレックスタイム制度の導入や、リモートワークの推奨、同製造業では非常にユニークな取り組みとなる時間有給制度を採用、また広島と防府には事業所内保育園があり、仕事と育児の両立支援と従業員寮や事務所のフリーアドレス制など職場環境改善に取り組み、働きやすさとやりがいの向上に力を入れている。

会社概要