常石造船が大型コンテナ船進水 中国でメタノール二元燃料
常石造船株式会社
常石造船(福山市沼隈町常石、奥村幸生社長)は8月27日、中国のグループ企業でグループ最大規模となるメタノール二元燃料対応のコンテナ運搬船を進水した。2026年2月の完成を予定する。
船倉とデッキを合わせて最大5915個の20フィートコンテナを搭載可能で、全長272×幅42・8×喫水14・5㍍。近年需要が高まる冷凍コンテナは最大1400個を積める。メインエンジンと発電機はいずれも重油とメタノールの二元燃料に対応し、グリーンメタノールを使用した場合にはCO2排出を実質ゼロにできる。また停泊時は大容量の陸電供給設備を活用して船内の発電機を停止し、CO2削減につなげられるという。