婦人アパレルと雑貨・ギフト
2本柱で「お母さん応援企業」を指向
株式会社インデップ
創業は1962年。備後絣(がすり)の仕入れに福山を訪れる業者へ、大阪で仕入れた婦人服を販売したのが始まりという。やがて創業者の出身地・愛知県岡崎市から仕入れたニット製品がヒット。ニット製のカーディガンやベストが季節を問わず「何か1着、上に羽織る服」として重宝され、大阪や東京にも販路を開拓した。
卸売りから企画・デザインにも乗り出し、94年には直接取引で中国に委託製造工場を確保。以降はニット以外でも低価格帯の商品を企画し、婦人服売り場のある大手量販店を主な取引先として成長した。企画・デザインまで自社で手掛ける「トータルアパレルプロデュース」をうたい、卸業者とは一線を画する。
卸売りから企画・デザインにも乗り出し、94年には直接取引で中国に委託製造工場を確保。以降はニット以外でも低価格帯の商品を企画し、婦人服売り場のある大手量販店を主な取引先として成長した。企画・デザインまで自社で手掛ける「トータルアパレルプロデュース」をうたい、卸業者とは一線を画する。
千円商品の復活目指す
アパレル事業は、他社との競合や生産地の人件費上昇で、かつてのような価格面での優位性が失われつつあり、再度のてこ入れを図っている。狙いは、かつて同社が婦人用カットソーやトレーナーで市場を席巻した、小売り1000円商品の復活だ。 「日本一安く、驚きある品質の婦人服造り」を目指して、南アジアで、新たな提携縫製工場探しに余念がない。雑貨小売り事業に進出
2015年に立ち上げたのが、雑貨・ギフト小売り事業「Te×tete(テトテテ)」。「Te」は母親の大きな手、「tete」は子どもの小さな手を示し、子育て世代の母親が主要客で、広島・岡山県で3店を展開し、多店舗化の機会をうかがう。 店内は子育て世代が喜ぶ育児関連グッズを含め、母親や子ども向けの商品を充実。子育てに役立つイベントも多い。個人向けギフト商品も包装無料で多数そろえ、新たな贈り物文化も提案する。荒井照三社長は「婦人服も雑貨・ギフトも世の中の〝お母さん〟を応援し、喜んでもらうため。ぶれることなく事業を展開したい」と話す。会社概要
株式会社インデップ
本 社:福山市卸町8–3
設 立:1976年(創業1962年)
資本金:3000万円
売上高:45億円(2017年7月期)
従業員数:150人
事業内容:トータルアパレルプロデュース、雑貨・ギフト小売業
T E L:084-920-3522
http://www.indepp.net/