ポップジャパン エアー着ぐるみ製作に参入
のぼり布加工の3D技術転用
株式会社ポップジャパン
のぼり旗の製作・印刷などを手掛けるポップジャパン(安佐南区西風新都、熊本卓司社長)は、エアー着ぐるみの製作事業を本格的に始めた。空気を注入して膨らませる構造の着ぐるみで、企業や自治体のマスコットキャラクター制作を手掛ける。年間200万枚以上ののぼりを生産する布印刷のノウハウとデザイン力を生かし、新たな収益の柱に育てる。
エアータイプの着ぐるみはウレタン素材製と比べ軽量かつ通気性に優れ、着用者への負担が少ない。以前から手掛けていたくす玉カバーの受注が着想のきっかけ。球体を布で包む工程で蓄積した3D展開・型紙設計のノウハウを転用し、丸みを帯びたフォルムのほか、角付きや帽子型など、複雑な立体形状にも対応できる。
IP(知財)コンテンツや推し活需要の高まりを背景に着ぐるみ市場の需要は拡大傾向にある。一方でイベント用の着ぐるみは専門メーカーが少なく、それ以外の企業に依頼すると納期が1年超となることもあるという。こうした中、同社は約3カ月の短納期が差別化になっている。2026年2月に開始し、外注も活用しながら現在10体以上の制作実績を積んだ。月3~4体の生産体制の構築を目指しており、引き合いは企業キャラクターだけでなく自治体のご当地キャラへも広がる。東京都の行政案件からも問い合わせが来ている。





